DTMはMac mini M4ProとMac Studio M4MaxどちらがよいかMac Studioの使用から分析してみた
DTMにおいて悩ましい選択肢
Mac mini M4ProとMac Studio M4MAXどちらが良いかは非常に悩ましい選択肢
Mac Studio M4Max
16コアCPU、40コアGPU、16コアNeural Engine搭載Apple M4 Maxチップ
64GBユニファイドメモリ
8TB SSDストレージ
前面:USB-Cポート x 2、SDXCカードスロット
背面:Thunderbolt 5ポート x 4、USB-Aポート x 2、HDMIポート、10Gb Ethernetポート、ヘッドフォンジャック
上記スペックだと793,800円
Mac mini M4Pro
14コアCPU、20コアGPU、16コアNeural Engine搭載Apple M4 Proチップ
64GBユニファイドメモリ
8TB SSDストレージ
10ギガビットEthernet
Thunderbolt 5ポート x 3、HDMIポート、USB-Cポート x 2、ヘッドフォンジャック
上記スペックだと713,800円
8万円の差でMac Studioにできるとも言えるのです
Mac Studioの良いところはポートが多い、M4Maxチップであることです
また480W使用することからMac miniと比べてM4Maxチップの性能を常に出していく形となります
Mac Studioのよくないところは大きい重いとなります
Mac mini M4Proの良いところはTB5対応、小さい軽いところです
また155W使用することからMacBook Proのような電力で省エネ使用できます
Mac mini M4Proのよくないところはポート数がMac Studioより少ないところです
持ち運ぶなら
Mac Studioも持ち運びできなくはありませんが徒歩での持ち運びには向いてないサイズです
Mac miniは気軽にカバンに入れて持ち運べるため外出先での用途が多いならMac mini一択です
DTMで重たいプラグインを処理するなら
Mac Studioと言いたいところなのですが、M1Maxより2-3個重いプラグインが立ち上がる程度が実情です
M4MaxのCPUがDAWで最適化されていないのかもしれませんが、思ったほど立ち上がりません
少なくとも2倍にはならないのです
M4Proはそれ以下と考えられるため、M1Max〜M3Maxモデルを狙う手もでてきてしまいます
逆に重いプラグインをそこまで立ち上げることがなければM4Proがコストパフォーマンス最高となります
※重たいプラグインはMSSやAIプラグインなどが該当します
DTMにメモリは重要ではない
64GBあっても特に動作は早くなりません
48GBでも同じためMac Studio M4Maxの最上位モデルのデフォルトである48GBモデルで十分です
DTMにおいてマルチタスクにアプリ起動することがないという点でメモリにお金をかける必要がないのです
Thunderbolt5は重要
Thunderbolt5に対応しているかは重要です
外付けSSDの速度と関係するからです
現状Thunderbolt5の最大速度まで出せるSSDケースが存在しませんが今後登場することでしょう
Mac mini M4だとThunderbolt4となってしまうためMac mini狙いならM4Pro版となります
内蔵SSD
Mac Studioの利点は16TBのSSDが選べることなのですがM3Ultraモデルでしか選択できません
これは現時点でMac Studio M4Ultraが存在しないためです
この点ではMac mini M4ProとMac Studio M4Maxともに8TB上限となるため引き分けです
+360000円というびっくりする価格ですが内蔵SSDじゃないとApple intelligenceが作動しません
外部SSDはケースの性能が現時点で7000MB/sを超えられない状態のため内蔵SSDが優位です
この部分はライブラリがどんどん増えていくDTMにおいて重要なのでM4MaxよりM1Max-M3Maxあたりの8TBSSDがのっている中古Macという手がかなりおすすめになってきます
その中古も今Macが抱えているSSD問題が広がり物価高が続くことにより高騰しそうです
ポート数について
DTMをするうえでMac miniのThunderbolt3ポート、USB-C2ポートがあれば十分です
DTMの一部で使われているEthernet端子があるのも良いですね
Mac Studioではさらにポート数が増えるため贅沢に使うことができますが、そこまでつなげるものがあるわけでもないという状態に
DTMをするうえでのポート数問題はMacBook Air
MacBook Proで3ポートとなりぎりぎり足りるかどうかというところです
まとめ
w数が低くコンパクトで持ち運びできるMac mini M4Proが最適という結論です
たしかにCPUパワーは重要ですが過去モデルのM1Maxと比較してさほどプラグインを増やせない状態なのでコスパがよいMac miniが強いですね
Mac mini M4シリーズの小ささ軽さは衝撃を受けます
逆にMac Studioのでかさ重さも衝撃を受けます
据え置きで大きさ重さ電力は気にしないということであればMac Studioが良いというところでしょう
MacBook系統の比較はしていませんが、MacBook系ではtouch IDが標準で使える点が大きいです
DTMとしてだけではなくさまざまな使い方をしたいのであればtouch IDは必須です
なぜかなど深く考えずtouch ID付きMacBookシリーズ一択と思ってください
DTM使用オンリーならtouch IDは必要ないと考えられます