MPEで管楽器を演奏するのは無理があるのでウインドシンセ一択な件
MPEで管楽器を演奏するのは無理があるのでウインドシンセ一択な件
MPEに対応している管楽器といえば↓
実際にMPEに設定してSeaboardで演奏してみたところ、Seaboradの問題である鍵盤をそれなりに押し込まないとベロシティが飛ばない仕様で繊細なフレーズが演奏できませんでした
バイオリンなど弦楽器に対してはフレーズによってSeaboardでも演奏できる場合があります
管楽器にはウインドシンセ
やはり管楽器らしさが出るのはウインドシンセ
ウインドシンセは管楽器プラスアルファ
吹く系統はもちろんシンセらしい演奏表現も可能です
ウインドシンセではCC2というブレスコントロール情報が飛びます
これにより息を吹き込む値が追加されるためリアリティが増します
ウインドシンセによる問題点は「吹く」だけを利用した入力方法が存在しないこと
必ずなにかしら音程を発音させないければいけません
この音程に関してはウインドシンセ特有の音列を覚える必要があり、おそらく楽器のなかでもかなり難しい分類に相当します
曲の途中で移調しようものならわりと混乱しがち
実は「吹く」だけを送信できるMIDIコントローラーが過去存在していました
例えばヤマハがブレスコントローラーとして出していたのですが、現在は生産しておらず中古もほとんど出回っていません
この時代だからこそ「息」によるMIDIコントロールをしたいのですが、MPE同様MIDI機器の特有な演奏は流行らずディスコンしてしまうようです
まとめ
各楽器らしさを追求する場合、その楽器の構造にポイントがあります
MIDIエレキギター
MIDIドラム(電子ドラム)
MIDIウインドシンセ
など一通りの形のものが存在しています
ソフトシンセの進化とともに必ずしも演奏することが重要ではない状況ですが、感じたことを演奏するという行為が音楽の息遣いを増幅させるのは間違いありません
この息遣いがリスナーに必ず届く時代ではありませんが、作り手はそういったことにも感情を込めたいのです