Mシリーズ+macOS 12.4+Logic Pro 10.7.4に(Rosetta2)いくつかの不具合、ちょっと困る

条件が重なると発生する

AppleのMシリーズMac+macOS12.4+Logic Pro 10.7.4をRosetta2経由で起動させた場合、下記の現象が発生

・ツールの持ち替えができなくなる場合がある
・ツールの見た目が矢印に固定されたままになる場合がある
・5分を超えるプロジェクトのバウンスを行うとクラッシュすることがある
 この場合自動保存で復帰できる
・Native Instrumentsの音源名称が自動でトラックネームに反映されなくなる
・波形カットツールでカットできない場合がある
・別名保存する際、まれにクラッシュすることがある
・プロジェクトを開いた際の初再生時にCPUオーバーロードすることがある
・突発的にCPUオーバーロードが発生する
 実際に重くて発生しているわけではなく不明瞭に発生している


発生した場合の対処

基本的にはLogicの再起動で直ります
トラック名は直りません
5分以上のプロジェクトにのバウンスクラッシュは今の所90%超えで発生するものの、クラッシュ後もう一度開き直してバウンス可能

このように対処方法があるにはあり、致命的とはいいにくい状態

超快適ではないけれど、特に気にせず動作させることができます


MシリーズとIntelシリーズ

それぞれ頂点のMacBook Pro 16インチフルスペックで比べた際、メモリ、CPU、SSD速度どれも気にすることなく動作

MシリーズはRosetta2で動作させているためか、Intel版の方が安定していたり動作するプラグインが少し多い印象


ネイティブ動作は可能?

DTMにおいてMシリーズをネイティブで動かすことについて、現状そのDAWだけで作るなら可能

サードプラグインを多用していると不可能です

Mシリーズがでて結構経ちますが、これにより更新しないと思われるメーカーもはっきりしてきました

使っているプラグインを思い切って断捨離し、新しいプラグインに置き換えるなど計画を練っていかないといけない状況です

まだまだMシリーズによるネイティブ動作は先と考えられるため、今のうちに情報収集が吉

安定して音楽制作したい人はIntel版MacBook Pro 16インチです

M1シリーズは割り切って使うことを意識したほうがよいです

また、MシリーズはM1、M1Pro、M1Max、M2とそれぞれで挙動が違うようです
M1に最適化されているものは多くてもPro、Max、2系はまだまだかも?


ひとつの示唆

Logic Proが次の大型アップデートをする際が見極めどきかも?

その日は近いと思われるため、来年にはMシリーズでの制作視野に入れて情報収集をおすすめします!


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