外付けSSDからmacOS起動したい人必見MシリーズMacでmacOSを外付けSSDから起動するにはコンピュータで認証されているユーザが必要だった件
macOSを外付けSSDに入れて動かす時の罠は新品Mac買った時に起きやすい
macOSを外付けSSDに入れて動かす時の罠は新品Mac買った時に起きやすいという
まずどういうことなのか経緯を
Mac Studio M4Maxの導入がことの始まり
2025年はとにかく春以降SSDの価格高騰がひどい
当然Apple標準の内蔵SSDはとてつもなく高くなりました
M4ProとM4MaxではThunderbolt5という外付けSSDでも内蔵SSD並みの速度(秒間6000-7000MB/s)またはそれ以上(まだケースがない)の速度が出せるようになり、外付けSSDからのmacOS起動というコスパのよい選択肢が現れました
ところがこの外付けSSDからのOS起動には罠がいっぱいあったのです
ひとつめの罠はApple intelligenceが使えないこと
ふたつめの罠はとにかくインストールがうまくいかないこと
何度か試すとなんとかインストールできますがファイル権限がバグを起こしたりします
なんとこの状態で使ってしまうとOSアップデートができません
まずはアップデートの強制的な方法をご覧ください
強制的にOSをアップデートする方法
強制的にOSをアップデートする方法はこちらです

sudo softwareupdate -i -a -R
上記を入力すると初回外付けSSDに入れたOSの最新バージョンがインストールされます
ですが例えばSequoiaをTahoeにアップデートすることはできません
メジャーアップデートをしようとすると下記の状態となります

ユーザの操作が必要です。
選択したアップデートのインストール中にエラーが起きました。
と表示されてしまうのです
何度実行しても結果は同じ
そこでApple公式よりterminalからメジャーアップデートさせる方法を試してみました

この方法ではOSを指定する形で実行すると下記のようにmacOS Tahoeインストール.appが手に入ります

ところがこれを実行すると?
失敗します
ここで内蔵SSDのmacOS側から起動ディスク画面を見てみると
内蔵SSDのmacOS側から起動ディスクにて外付けSSDを選択しようとすると下記が表示されます

このボリュームには、このコンピュータで認証されているユーザがいません。
なかなかのパワーワードが表示されました
macOS Sequoiaは問題なく動いていてログインもできているのに認証されたユーザがいない??
このボリュームには、このコンピュータで認証されているユーザがいません。がヒントだった
このパワーワードでMac Studioにおける外付けSSDの動作不良の正体がわかったのです

Appleシリコン搭載Macでは、外付けストレージにインスーとしたmacOSだけしか使わない場合でも、内蔵ストレージにmacOSがインストールされており、かつ、そこに有効なアカウントが設定されていないと不幸になる
そう、この不幸になるとはまさにOSメジャーアップデートができないことを指すのです
つまり、購入したMacの内蔵SSDのmacOSを使うつもりがなくても必ず一度内蔵SSDのmacOSのセットアップを終えてログインして起動ディスク画面よりmacOSが入った外付けSSDを選択して「ユーザを認証」をクリックしないとメジャーアップデートできないのです(正確にはターミナルを使わないとマイナーアップデートすらできない)
まとめ
外付けSSDからmacOSを問題なく動作させるには?
1・内蔵SSDのmacOSのセットアップを完了させる
2・外付けSSDにmacOSをインストールする
3・内蔵SSDのmacOSを立ち上げ起動ディスク画面からmacOSの入った外付けSSDを選択し「ユーザを認証」をクリックする
4・外付けSSDのmacOSが正常動作するようになる(アップデートもterminal必要なくなる)
という手順でした
上記方法をとった場合でも現時点で外付けSSDからのmacOS起動ではApple intelligenceが使えないようになっていますので要注意です
これにてMac Studioで起きた大トラブルは解決となりました
残すところiLokがM4に対応しない問題のみです
