無料DAWのLUNA2.0は普及するのか45万円分無料でついてくるDAWのポイント
無料DAWとしてのLUNA2.0
Studio OneもCakewalkも無料DAWを無くした今、DAW基本機能全開放していて無料なのはLUNA2.0です
LUNAの特徴はUniversal AudioのUAD系を取り込みたいというところ
まずはこのUADというのについて詳しく説明します
UADとは
UADとはUniversal Audioの独自プラグインとして専用DSPで動くプラグイン集
ネイティブ版もあり、今はネイティブ版が中心となっているのはAVID ProToolsと同じ状況
背景としてPC/MacのCPU性能がずば抜けて良いため外部DSPを必要としなくなってきているのです
レコーディングではレイテンシーを極限まで下げるためDSPを利用して返しリバーブを立ち上げますが今やその手の機能はどこのオーディオインターフェイスにもついています
LUNA2.0詳細
AIアシストによりトラック名が自動解析入力されたりと他のDAWではまだ搭載されていない機能がついています
音声操作もあるようですがこちらについてはmacOSの力を使って他のDAWでもできることなので評価から外れます
45万円分のプラグインが無料でついてくる上位版LUNA PRO
PRO版は有料プラグインが45万円分ついてくるというもの
これはWAVESが90バーセント以上オフにしているのと同等の可能性があります
UADプラグインを使うとわかるのですが、永遠にUADプラグインに支配されます
音の良し悪しというより管理アプリに常駐されてUADから逃げられない感が強いです
また、この常駐アプリがそれなりに重い挙動をすることがあります
現在のエフェクトは古き良きの再現より現代的でピュアなサウンドのほうが良い傾向です
UADのエフェクトは本物のエミュレート系が圧倒的に多く、そこに魅力を感じるかで良さがわかれます
価格としては合っているのですが価値として考えると45万円分はないと思われます
UADエフェクトは基本強気価格で自社製品囲い込みがすごいため、一度ハマってしまった人が抜け出せないような構造になっています
音楽制作ではそういった側面よりもっと俯瞰してみて本当に必要なプラグインだけを使うように厳選することが大切です
無料版として
無料版としてみた場合、DAW基本機能を利用しつつエフェクトプラグインは別メーカーの今風なプラグインから入るのがおすすめです
UADアナログ系はそれなりにアナログ音楽機材の理解がないとなんのノブなのかすら?に
MIDI周りは不明なので実際に触ってみてから改めてレビューしてみます
初心者が触るにはハードル高めではありますが、ここまで無料機能開放しているDAWがないため頑張って覚えるしかというところでしょうか
まとめ
LUNA2.0が本格的に普及するかは不透明です
無料ならば良いとは言えません
ユーザーが増えたところで無料版をなくすパターンはApple以外の各社が行なっています
ただ、このタイミングでの無料版は大きなアドバンテージを持ちます
本ブログでも追いかけていこうと考えています
