Pro Tools 2024.6登場! 新機能をみてみよう
Pro Tools 2024.6登場! 新機能をみてみよう
Pro Tools 2024.6がリリースされました!
サブスク化して一定速度でリリースするようになったのは良いこと
デメリットというとスタジオが常に最新のMac環境になる可能性が低くインストールできない場合があるという点かなと
ともあれまずはみていきましょう
ARA2対応製品が増えた
iZotope RX Spectral Editor, Synchro Arts RePitch, VocAlign, Revoice Pro, Sound Radix Auto-Align 2, Auto-Align Post 2
上記製品がARA2対応
Revoice Proの対応はさすがAVIDというところ
業務用ピッチ補正として有名ですからね
と、いいつつもARA2ってバグも多く…w
規格自体は良いんですよねARA2
MIDIプラグイン
Captain Chords Lite と Human Lite の二種類が登場
コード進行、リズムライブラリ系とグルーブを与えるもの
まぁいらないんですがあってもよいかな系ですね
PTはもうレコーディングとミックスに特化して良いかなと
セッションデータのインポート
セッションデータのインポートの改良
過去のセッションから必要なトラックを引っ張りだせる機能
この機能があるDAWだとテンプレやエフェクト毎設定保存する必要がなくて便利ですよね
データをフィルタリングすることが可能になったというのが今回のアップデート内容
PTのレコーディング、ミックスデータは膨大なトラックになりがちなのでありがたいですね
柔軟な表示/非表示オプション
インポート・セッションデータ・ウィンドウでのトラックデータのフィルタリング機能が追加
MIDIトラックだけ非表示にするとか使わなくなったオーディオトラックを非表示にするとか
あると便利な機能ですよね
検索とフィルタ
フィルタに対してテキスト検索ができるようになりました
これもあったらいいな機能
こういう地味ながら時短になる機能は嬉しいですね
DOLBY ATMOS改善点
モニタリングとカスタム・ライブ・リレンダリング用の新しいフォーマットをいくつか導入
Stereo Directでは、カスケード・ダウンミックスを経ずに、ミックスの直接的なステレオ表現を聴ける
Stereo Directは割と重要です
サラウンド環境のない人が聴いたときにどうするか問題はずっと続いていますからね
Dolby Atmos内部レンダラーからの信号をバウンス、コミット、フリーズする機能も追加されています
メモリーロケーションの改善点
新たな管理モードでは、オンの場合、メモリーロケーションを複数選択したり、削除したり、名前を一括変更したりすることもできます。オフの場合、一度に1つのメモリーロケーションしか選択できなくなるように
以前のPT仕様に戻った様子ですね
PTはレコーディング周りの機能が洗練されているため今より特殊な動作形式をとる必要はないという
ユーザーの意見も大切にしてくれるのはありがたいです
タイムラインの挿入ポイントを基準にして、前後のメモリーロケーションへ移動および選択できる新しいモードも追加
あったら嬉しい系が強化されています
MEDIA COMPOSER セッションのエクスポート
Pro Tools 2024.6では、Media Composer互換セッション(.ptxmファイル)をエクスポート可能に
Media Composer 2024.6は、これらのタイプのセッションをサポート
必ずくるであろう機能であり初搭載なので洗練されてきたらスタンダードになりそう
特定業界に嬉しい機能ですね
MIDIノートの視覚化
MIDIノートとキーボードにピッチラベルを表示
だいたいのDAWに搭載されています
音楽に詳しいと表示させなくなるので初心者向け機能的なものですがあってもよい機能ですね
PRO TOOLSとSIBELIUS間のコピー&ペーストの改善点
Pro Toolsでは、MIDIクリップをコピーすると、その特定のセクションに対応するキー、拍子、テンポデータもコピー
ルーラーをタイムラインの選択範囲に組み込むことで、Sibeliusからすべてのノート、キー、拍子、テンポデータを簡単に貼り付け
ルーラーのデータをMIDIノートに個別にペーストも可能
SKETCH ドラッグ&ドロップの改善点
SKETCHはLiveのようなループミュージック系機能
ro Tools |PlayCellプリセットをインサートした状態でSketchから編集ウィンドウにドラッグすると、Pro Toolsは対応するプリセットを持つAAXプラグインを自動的に追加
PTでこの機能を使おうとは思わないのであまり触れられません()
その他
下記の項目が追加されたようです
- Opt+クリック (mac) / Alt+クリック (win) でメニューのチェックボックスの複数選択を有効/無効
- Cmd+クリック (mac) / Ctrl+クリック (win)で、現在の編集選択範囲をマーカールーラーに移動
- すべてのマーカールーラーを、一度に表示および非表示にできるキーボード・ショートカットを割り当て
- 新しいキーボード・ショートカットを使用して、現在の編集選択範囲を縮小したり、タイムラインの開始点または終了点のみを一致させたり、選択範囲を編集したり、現在の編集選択範囲を使用してプリ/ポストロールを設定したりすることが可能
まとめ
特別大掛かりというわけではありませんが、より使いやすい便利機能が搭載されました
ワークフローの時短系がPTに最も必要ですからね
そろそろ波形編集系の強化がきてほしいところ