ハイレゾ曲を配信する時のポイント「ニコニコとYoutube編💡」

ハイレゾとは?

ハイレゾとはヘルツやビットが高く圧縮率が低いまたは無圧縮の音楽ファイルを視聴できる楽曲のことを指します

基本的に値が高くなるほど音の密度が細かくなり、アナログ(例えば目の前でバイオリンを弾いてもらった時の音など)に近くなります💡

なんといよいよハイレゾ配信が一般的になってきたので今回はこのハイレゾについてを詳しくみていこうと思います


聞き手について

その前に聞き手の環境について触れておきます

まずAVIDというレコーディングスタジオでお馴染みの機材やDAWを作るメーカーより無線イヤフォンや無線ヘッドフォンでの制作は❌
有線ヘッドフォンでの音源制作を推奨することが発表されました😳

AVIDによると軸としてAmazonタブレットやAir Pods Proなどで正しく音が鳴るよう作ることが重要ということです


さて、ここでポイントが

せっかくハイレゾ時代に本格突入したのに聞き手は無線イヤフォンへとシフトしているため引き続き聞き手の音質劣化環境が続くということ😓

音質より手軽さというのはいつの時代も変わらずということですね…

マスタリングするには無線イヤフォンでいかにそれらしく響くかを意識する必要がありそうです🧐


Youtubeの仕様

コーデックFLAC
リニア PCM
サンプルレート44.1 kHz 推奨(48 kHz や 96 kHz も可能)
ビット深度24 ビット推奨、16 ビット使用可
チャンネル数2(ステレオ)

上記の通りYoutubeでは44.1kHz24bitを推奨しているものの、96kHzまでサンプルレート対応しているようです
しかもこれらについては無圧縮😳

圧縮音声にする場合は下記になるとのこと

  • コーデック: AAC-LC
  • サンプルレート: 44.1 kHz
  • ビットレート: チャンネル 2 つで 320 kbps 以上(高いほど良い。256 kbps も可)
  • チャンネル数: 2(ステレオ)

ニコニコ動画の仕様

AAC-LC 48kHz 2ch 192kbps推奨

最大5.1ch(6ch)対応

ニコニコ動画は圧縮音声のみなもののサラウンド対応しているのが特徴💡


比較

Youtubeとニコニコ動画を比べてみたところ

どちらも

48kHzは間違いなくアップロードできる

ビットのみニコニコ動画は発表していない

実際に96kHz、24bit音源データを両方にアップしてみたところ、ニコニコ動画では自動的に下記のビットレートへ変換されるようであきらかな音質劣化を感じました⏬

192kbpsまたは128kbpsに変換(例えば150kbpsなら128kbpsに変換)
64kbps用も同時に作成される(聞き手の回線環境に合わせるため?)

ハイレゾ配信に向けて

Apple Musicがいよいよ無圧縮ハイレゾ配信(96kHzまでサポート)をするなど浸透する直前となりつつなる今、音楽制作者もハイレゾ音源制作を避けて通ることはできなくなる可能性があります

現時点では上記を見てもらった通り48kHz、24bitのデータを作っておけば問題ないですが、近い将来96kHzが来ることが想像できるためこれから作る音源に関しては96kHz環境も必要になってくることでしょう

レコーディングでは96kHzについて余裕がある限り行うことがありますが、楽曲制作ではまだまだ48kHzや44.1kHz軸

これから先は96kHzに目を向ける必要があり、96kHzのDTM音源、エフェクトの確保やPCのスペックアップが必要となりそうです

試しに作ってみた音源制作ではCore i9+64GBメモリ+内部SSDのみでもDAWの挙動がおかしくなり(メーター類がチラつく)なかなかPCへの負担がありそうな気配😓

オーバースペックと言われているPCもハイレゾ音源制作(作編曲)ではそうでもないという…

今時のオーディオインターフェイスはだいたい96kHzに対応しているはずなので、一度実験してみることをお勧めしたい👍🏻

引き続き研究していきたいと思っていますのでまた記事にしますね😊

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