Roli Connectでの認証やSeaboard設定、MPE専用プラグインについて

Roli Connect

Roli Connectとは、Roliの製品登録およびRoliの設定アプリやプラグインのインストールが行えるアプリ

RoliのサイトからDLできます

本体登録はUSB接続で行うことができます(BluetoothはNG)
本体裏のシリアル手入力でも登録できるのですが、なにか特殊な印字をしてあるようで、角度によって見えなくなったりします
スマホで拡大撮影してもはっきりしない文字が多くシリアル手入力は諦めました

※売却する際は次の人がMPEを楽しめるよう必ずアンレジストしましょう

レジスト完了すると上記3種類のアプリが使えるようになります

・ROLI Dashboard

ROLI Dashboardでは本体の演奏に関する設定が行えます
とにかく打鍵力が必要なのをなんとかしたくStrike項目を垂直にしてみましたが大きな変化はなく、細かくトリルすると鳴らない音があったり…
Seaboardでの素早い演奏は構造的にちょっと無理があるようです

Piano ModeをオンにするとMPEが切れて普通のMIDI鍵盤として使えます
打鍵力問題で滅多に使うことはないかな…

Glide Lock Enableをオンにするとグライド中に指を離すとその場所で音程を維持し続けます
これによるサウンド表現は面白そうなので次回実演奏してみます

Chordモードは名の通り1音で和音が鳴らせるのですが、Roliのプラグインでもっと面白いコードモードがあるので使用しませんでした

Last Played項目は最後に演奏したところでどうするかみたいな項目です
後ほど触ってみようかなと

最初に鍵盤を押した時に基準ピッチとなる(C4弾いたならその場所が+-0ピッチになる)ようなモードが欲しかったのですがありませんでした

・ROLI STUDIO DRUMS

ドラム専用音源

音色は少なめですが音が良くてびっくり
引き締まって少しタイトってイメージですね
Logicの標準プラグインでも作れそうな音ですが、最初からそうなっているのでこっちを使う方が楽という印象

各種演奏はRoli Lightpadを想定しているようでSeaboardでは演奏しにくかったです
普通のMIDI鍵盤で演奏しました

エフェクトはXYPadとなっておりかなり面白そうです
Lightpadが欲しくなってしまいますね

・RORI Studio Player

これがもう素晴らしいの一言
音質は今風、ジャンルもかなり細分化されていてMPEのSeaboardで弾くとMPE専用音色群が表示され、標準MIDIキーボードで弾くとMPE非対応音色群が表示されます

Smart Chordsはかなり面白く、1キーで指定したコードを弾いてくれるというもの
1コード毎に何和音にするのか設定できるのも良いですね
Add Bass機能やAuto Invert機能があったりするのも面白いです
一般的なMIDIプラグインでもできることですが、かなり多くのスケールが容易されていてこのプラグインで扱うのが良い感じでした

Multi Layer Arpeggiatorは3レイヤーで複雑なアルペジオ生成可能です
結構面白いのと、MPE演奏による表現変化を加えることでサウンドがどんどん変化していく楽しみがあります

2つのXY Padのうち、左側にあるものはMIDI CCが飛び効果がしっかりかかりました
Audio EffectsのXY Padはオートメーション書き込みとなるのですがなぜか書き込んだものをReadで読み込むと音が変化しないままとなってしまいました
マウスで動かしているときだけ効果がかかります

MPE専用の音色はMPE奏法における5Dを存分に楽しめるものばかり
ものすごく楽しい未知の体験です!

ROLI Studio Playerの音色はROLI Connectで管理されています

16のサウンドパックが標準インストール可能です


まとめ

Roliが開発販売するEquator2というソフトシンセがMPE特化型のようでとても気になっています

まったくノーマークでしたが今回の件でMPEの真価を感じることができました

Seaboardについては素早い奏法やドラム演奏が厳しいものの、鍵盤の形を活かしたグライドは他にない未知の体験
リボンコントローラーによるピッチ変化とはまったく違った感覚となります

ドラムとしてならLightpadがおすすめといいたいところですが、Roliのデバイスには共通の弱点があります

その弱点とはバッテリーがユーザー側で変えられない仕様とバッテリー切れを起こすとUSB給電でも動かなくなることです

このことを踏まえるともっとも安価にMPE体験できるのARTIPHONEのデバイスとなりそうです
こちらもバッテリー式ですが、別途電源をとって稼働させることもできるようです

MPEデバイスを探っていくとRoli以外では、Artiphon、Roger Linn、Sensel、Joue、エイブルトンがあるのですがエイブルトン以外はほとんど厳しい状況の様子

2025年では唯一Artiphonのデバイスが頑張っているようですが….

MPEはとても革新的な技術ですが演奏をしない人にとっては反応しにくいものであり、細かい表現を同時に複数発生させるという感覚がさらに難易度を上げてしまっているように感じます

今後もう少しSeaboardの研究をしてブログにまとめていく予定です


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