オーディオインターフェイスの頂点Metric Halo製品(ULN-8など)は現状Windowsで動くとは言えないので注意

Metric Halo製品(ULN-8など)は現状Windowsで動くとは言えないので注意

Metric Halo製品(ULN-8など)は現状Windowsで動くとは言えないので注意が必要です

おそらくGoogleの現時点検索トップに出てくる個人記事情報に誘導されている様子

公式のUSB項目に注目

Every mkIV unit includes an industry standard USB-C port that provides a device port featuring 3 interface endpoints:

  • USB Audio Class 2
  • USB MIDI Class
  • MIO Control Class

The Audio Class and MIDI Class endpoints support industry standard protocols and allow the mkIV to be used with the built-in drivers of any USB host that supports the standard classes.

You can transport audio and MIDI to and from computers running macOS, Windows 10 & 11, or Linux without installing a custom driver.

You can transport audio and MIDI to and from mobile devices (and embedded devices) that don’t allow the installation of custom drivers, as long as the devices provide built-in Audio and/or MIDI class support. At present iOS devices (including iPhone and iPad), Android devices (phones and tablets) and AKAI MPC have the appropriate class drivers included.

https://mhsecure.com/products/mkIV/ULN8mkIV.html より抜粋

上記の通りmkIVはUSB接続にてWindows10、11、Linux、iOSなどでも動作するかのように記載されています
実際にはUSB Audio Class 2に準じて動作すると記載があり、完全な動作を保証すると記載されているわけではありません

実際に動作するOS項目ではMacのみに絞り込まれています

OS:macOS 10.9.x or newer required

これにはしっかりとした理由があります

MIO ConsoleがmacOS 10.9 – 15.x compatible For all 3d Units including mkIV Required for macOS 10.15+にのみ対応しているためです

MIO ConsoleがMac以外で使えない状態について例えばRMEでいうところのTotalMix FXがない状態のようなものです

たしかにMetric Haloの製品は本体パネルでもセッティングができ、スタンドアローン稼働します
しかし、業務用機種なので入出力および端子類が複雑となります
そのルーティングを本体のみでするということは大変手間のかかることです

そのため25/7/27時点ではWindowsなどでは完全な動作を期待できないと考えるべきであり、そのセッティング方法は本体パネル手動設定が主となるのです
それだけで済めば良いのですが、汎用USBドライバのみでできることは限られると思われ、トラブル多発する可能性があります

現時点でMetric HaloはMacで使用する業務用オーディオインターフェイスと考えるべきです



音質の誤解

Metric Haloの音質は業界最上位です
遠くはない位置付けとしてAVID MTRXシリーズがあるくらいです


RMEとは比べ物にならないほど高解像度かつ脚色は極めてフラットな音質です

UAのオーディオインターフェイスは入力に強いですが出力は強くありませんので比較にすらなりません
プリズムサウンドやApogeeよりハイエンドと考えるポジションです

その音はエンジニア専用であり、決して楽曲制作者向けではありません
脚色を究極まで削り高解像度を保持している究極のエンジニア向けサウンドです


3dとIV

3dとIVにははっきりとした違いがあることを発表しています



	ULN-8 mk IV	ULN-8 3d
Digital Design	Gen 3	Gen 3
Analog Design	Gen 4	Gen 3
Converter Design	Gen 4	Gen 2
Power Consumption	20.7 Watts	32 Watts
Converter RTL	18 samples	116 samples
Unity-gain analog loop	Yes	No
Relay Mute	Yes	

A new analog and converter design with even more detail, body and soul
A huge reduction in converter round trip latency (RTL)
Next-gen design optimized for low-latency unity-gain analog loops
A relay-based output mute system for click & pop-free power cycles
35% reduction in power consumption – it runs cooler and is better for the environment

特に上記消費電力35パーセントカットは重要です
3dカード搭載モデルは付属電源アダプタが古いと電源供給が足りず電源が入らない現象が確認されています
IV登場前は電源アダプタを新品に交換するしかないというものでした
IVでの消費電力低下により安定して動くと考えられます

mkIV Analog Board Upgrade Kit for ULN-8/LIO-8 3dというアナログボードが3dシステムに対して交換可能とのことです(17万円くらい)


まとめ

この製品を購入する方は、最後のオーディオインターフェイスとなります

現状この上や同等製品が存在しない状態なのです

また、システム上何百chにも及ぶようなレコーディングに対する機材となっています

個人が導入するモデルとしてはULN-2などがあったのですがどうやら3d増設カードをもってモデル自体がディスコンになっている様子です

このメーカーの機種はネット上で新製品購入したと自慢するような機種ではありません

導入検討される場合は本当にこの記事に書かれてる内容のオーディオインターフェイスを必要としているのか考える必要があります

導入した場合は一生モノです

RMEと同じくMac関係においてドライバサポート切りをせず、各モデルは中身を変えるキットを使用して最新のオーディオインターフェイスになるという前代未聞のハードウェアです

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