Windows用のDTMアプリDAWはWindows Arm版対応にシフト中
Windows Arm版とは
Windows Arm版とはWindows 11のSnapdragonというチップで動く新しいWindowsです
今までのx64と異なりAppleのMシリーズのような動作となります
Snapdragon搭載機の代表的なものとしてマイクロソフトのSurface Proなどが挙げられます
また、現在のMacではパラレルデスクトップを使ってWindows Arm版を動かすことができます
Cubaseに続いてStudio OneがArm版に対応
CubaseがArm版に対応したのは去年のこと
CubaseのArm版は32bitプラグインが動かないというArm版としては普通の状態
対してStudio Oneは?
下記はすべてArm版未対応
・PreSonusハードウェア統合
・Dolby Atmos統合(サラウンドでのミキシング一般には対応)
・Spliceブラウザー統合
・DDPインポート/エクスポートとCD書き込み
・AAFファイル対応
・REXファイル対応
・Celemony Melodyne essential
※サードパーティ製プラグインにはARM64バージョンが必要です(エミュレートされたx64バージョン非対応)。
x64も使えないようですね
現状Arm版での制作ならCubaseですが、Studio Oneもアップデートで対応していくものと思われます
DTMの場合はArm版のほうが相性が良いと思われるため、IntelなどのCPU系を買わずにSnapdragonを狙っていくのがありかなというところです
実際にはもう少しプラグインメーカーが対応をしてくれてからとなりそうですが、先乗りしても良い感はあります
まとめ
WindowsでDTMをする場合、通常のWindows(x64版)とSnapdragonに対応するArm版の2択があります
Macの流れを見てもDTMとしてはArm版へシフトするのは自然な流れ
おそらくx64版はレガシープラグイン動作用としてヴィンテージPCのような位置へ
Arm版がメインPCとなるのではと予測しています
MacだとばっさりIntelプラグインを切り捨てできますが、Windowsは長らくx32、x64のまま進化を止めていたためArm版にシフトした場合古いプラグインは全滅していくことでしょう
ですがそれこそチャンスで、古いものを一掃して新しい環境で新しい音楽を作るということが大切です
引き続きSnapdragon関係の情報を記事にしていきたいと考えています