楽譜清書アプリFinale終了に伴う乗り換え先問題やディスコン後のFinale問題
Finaleとは
楽譜清書の仕事といえばFinale
これは音楽出版業務がFinaleを押していたことがポイントです
最終的にイラストレーターやインデザインで形にするとしても、その前の楽譜は楽譜専用アプリで書くというものですね
バージョン27まで出るほどでしたが、音楽の多様化によるヒット作の減少、本という文化の衰退
こういったものが重なったのでしょうか
まさかの2024年Finaleディスコン
Finaleはもはや楽譜作成業界の未来ではありません
公式WEBにこの太文字が書かれているのが現実です😭
乗り換えはなぜかDorico?
公式がFinale終了に伴い乗り換え先として提案してきたのはDorico
Steinbergの楽譜作成ソフトが特別価格で購入できますよというアナウンス…
なぜSibelius Ultimateではないのか問題ですね
Finaleと良い勝負をしたというか勝ち抜いたのはSibelius Ultimate
2010年代にはかなりの作家さんがSibelius Ultimateへシフトしたはず
どう考えてもDoricoにはならないのですが…
さて、ここで面白い流れが
2024/12/31まで、各種楽器屋さんがFinaleからSibelius Ultimateへの永続版クロスグレードを22990円で提供してくれています
Finaleのどのバージョンからクロスグレードできるのかなど諸条件がなさそうですが、どう考えてもこれしかないという選択肢
AVID製品の導入で問題となるのはアップグレード飛ばし関係
今は良いのですが少し前は一年でもアップグレード権利を逃すと次は新規購入しかないという永続版トラップが()
ころころと販売方式を変えるのがAVIDの問題点でアプリは優秀です
業務用として使う分には申し分ないですが、趣味枠だと維持費がひどいことに…
とはいえ一強となってしまっています
Finaleの今後
Finaleの認証はしばらく可能なものの、OSアプデで切られると公式が表明しています
Finaleの新規ライセンスやアップグレードを購入することはできないとのこと
Finaleは現在インストールされているコンピューターで引き続き動作する(OSアプデ❌)
2028年8月からは新しいコンピューターでのFinaleの認証やFinaleの再認証をすることはできなくなる
というガチ目のオワコン
Sonarのようにフリーアプリ化してくれない様子
まとめ
有名な音楽制作用アプリのディスコンは衝撃です
近いところではSonarのディスコンくらいでしたから
今回は楽譜制作アプリでしたが今のDAW業界もLogicの強烈なアプデにより沈みかけているメーカーが…
そんななか、Sonarの復活となかなかカオスな状況に😳
逆にSonarを提供するメーカーは今まで無料だったアプリを有料化していくようです
Sonarは残念ながらWindowsバージョンのみですが、もともとMac版開発の噂もあったので期待してしまいますね!
このような形でいつかFinaleが復活するかもしれません
しばらくFinale専用PCを用意してOSアプデせず使い込むか、このタイミングで乗り換えるか
大きな選択を迫られています!