Apogee Symphony Desktop レビューその1
Apogee Symphony Desktopとは?
2020年のNAMMショーで衝撃の発表となり音楽業界を騒がせながらも国内発売は未定が続き急激に2020/10/24発売となったという経緯
ApogeeというMacにおける最強の地位を持つオーディオインターフェイスを作り続けるメーカーより小型オーディオインターフェイスとしてDuet for iOSの後釜のように登場
その音質はDuetのようなパキッとした明るい音質とは異なり、極めてシルキーまさにシンフォニーが美しく響く衝撃の音質😳
その音質は最上位ハイエンドオーディオインターフェイスSymphonyとまったく同じながら価格は15万円(税抜き)に抑えるという仕組みで、いよいよ2020年はハイエンド機の音質が10万円代で買えてしまう時代に突入したのです❣️
↑は¥990,000のSymphony
※本記事は世界最高オーディオインターフェイスをULN-8/LIO-8と捉え、
モバイルサイズにおける最強Babyface ≧ Duet >>>>それ以外のモバイルオーディオインターフェイスとした場合にSymphony Desktopがどのポジションに値するのかを調べるためシビアなチェックとなっております
開封編
まず化粧箱から
大変ゴージャスな化粧箱です♪
蓋を開けると製品内容リストが!
・本体
・電源アダプター(海外用の変換アダプタ付き)
・USBケーブル Type A – Type C
・USBケーブル Type C – Type C
・Quick Start Guide
・保証書
・Apogee USBメモリ(記載はないけれど重要なアイテム💡)
説明書の類を取り除くとこのようにSymphony Desktopが出現
白い箱の中には各種ケーブルが入っています
後述しますが保護シールは貼ったままでも使用可能でした♪
海外ではリリース前、DSPエフェクト全入りとなし版の2バージョンが記載されていましたが、どうやら切り替えたのか、本体に一部DSPが付属、Symphony Desktopオーナーは100ドルで全入りを追加できる仕様に変わったようです😳
※期間限定100ドルで期間後は499ドルになる
Symphony ECS Channel StripというDSPプラグインがついており、iLokで動きます💡
えっ、iLokいるの?…w
iLokクラウド(物理キーなし)でも動くとのことですが、iLokライセンスマネージャーという管理アプリ上ではiLok2とiLok3のみ対応マークがついていたので後日対応なのかも?
ちなみにApogee Clearmountain’s Spaces(リバーブ)とECS Channel Strip(EQコンプ)がセットになったライセンスをオーサライズできましたが説明書にはECSの方のインストールしか書いてありませんでした😓
電源を入れるには?
何より衝撃的だったのは…
電源アダプターを接続しないと電源が入らない(バスパワー非対応)😱
まさかの…w
Desktopってそういう意味だったのね😓
この時点でBabyfaceシリーズとの比較やDuetとの比較対象になりにくい()
電源はノブを長押しで入り、もう一度長押しで切り(電源切るかメッセージがでるのでYesを押す必要あり)
電源を入れる手順としては、
1・Power supply(電源アダプター)を繋げる
2・エンコーダーノブを長押し
3・スクリーンが30秒間動画の通りフラッシュした後起動
となります
起動に案外時間がかかるw
電源を入れてもすぐ使えない
初回からいきなりファームウェアアップデートしなければいけません😇
詳しくは次回の記事にて説明しますが、付属USBはこのタイミングで必要なもので単なる記念品ではありませんでしたw
さらに初回の設定が終わり初音出しまで30分ほどかかります😇
Symphony Desktopは買いか?
さて、Symphony Desktopは買いなのか?
下記箇条書きをまずみてください
・USBバスパワーだけでは電源入らない
・Duetとは音質も使い勝手も全く違う
・Babyface Pro FSのがモバイル観点と徹底的なピュア音は上
・現状だいたい未完成(専用アプリも未完にてDSPも未完)
・USB MIDI機能はまだ未搭載後日アップデート対応
・USB C と USB Aどちらのコネクタでも動く
・Windows、Mac、iOS(iPadOS含む)に対応
・Logic連携による0レイテンシーダイレクトモニタリングは現状対応待ち
如何でしょうか?
Symphonyの音質は冒頭の通り極めてシルキー
まさにオーケストラサウンドのようなシンフォニーサウンドに驚きます👍🏻
が、まさかのバスパワーNGとディスコンになったDuetの後釜ポジではなくガチでラック版Symphonyのデスクトップ版って感じです‼️
未完部分も多いため、慌てて買う必要があるかは?なこととかなり初回設定が面倒なことがひっかかりますが本体自体の操作性はiPhoneみたいでスイスイ♪
Duetとは違いかなり使い手を選ぶことは間違いないため、Logicのダイレクトモニタリング機能を狙っている人以外はそこまでオススメしないかもしれない機種
やはり現状万能かつ持ち運べるBaby Face Pro FSが最強ポジかと👍🏻
初回レビューまとめ
Symphony Desktopをオススメできる人はApogee好きな人でモバイル用途0な人
結構でかいのでバスパワー云々前に単純な持ち運び観点から見ても▲でしたw
据え置きと考えた方がよいかもしれません😓
Apogeeサウンドを持ち運びたいならディスコンになったDuetを今のうちに狙う方がよいかもしれません👍🏻
以上ご参考になれば幸いです♪
・レビュー2 インストール編はこちら
・レビュー3 プラグインと機能未完編はこちら