Symphony Desktopレビュー3 付属エフェクト編+現状未完の件
Symphony Desktopレビュー3 付属エフェクト編+現状未完の件
まずは今までのおさらい
レビュー2 ドライバインストール編はこちらをお読みください♪
そして今回は付属エフェクトの状況や質感、現状未完とはどういうことかを説明していきます♪
※ライティング時2020/11/3
付属エフェクトインストール
SymphonyDesktop Installerより「Plugin Installers」項目を見ると
「Symphony ECS Installer.pkg」と「Clearmountain’s Spaces Installer.pkg」があります
他にもプラグインインストーラーがありますがそちらは現時点で使いませんのでインストールしないように❣️
インストールは至って簡単
ダブルクリックしてインストーラーの指示に従うだけ👍🏻
どちらのインストールもCatalinaで可能だったことを追記しておきます♪
iLokに登録が必要
なんと、Symphony Desktopに付属するエフェクトはiLokに登録しないと使えません😓
上記のiLokキーをお持ちでなければ即購入をオススメします
Symphony DesktopのエフェクトはiLokクラウドでも動くらしいのですが、クラウド対応アイコンが点灯していないことと、クラウドサーバ停止により使えなくなるという問題がProtoolsというDAWで起きたこともあるのであまり信頼性が高くありません()
iLokのサイトから「License Manager」を手に入れてインストールしたら、立ち上げて上記画像の青いボタンを押します
するとこのような画面が出てきますので、Symphony Desktopに付属しているActivation Codeが書かれた紙の通り入力していきます♪
正しく入力できていれば上記2つのプラグインがセットになった状態でアクティベートされます💡
※説明書にはECSチャンネルストリップのみが書かれていますが実際にはリバーブもアクティベートされるため、リバーブのインストーラーも入れておいてOKなのです👍🏻
ここまできたらあとは簡単
OKを押すとiLokアカウント上に「Symphony Desktop Channel Strip & Reverb(2)」という名称が追加されます
こちらの画像をよく見てもらうと、左端にどのiLokキーで動くかの記載があります
これによるとiLok2とiLok3、もしくは一台のPCにのみ認証できるとされており、雲アイコンのクラウドに対応していないように表記されています
説明書にはiLokクラウド対応と書いてあるのですが…😓
確認したら一旦ライセンスマネージャーを終了、iLokキーを繋げもう一度ライセンスマネージャーを立ち上げ、現れたiLokキーに上記の「Symphony Desktop Channel Strip & Reverb(2)」をドラッグ&ドロップすればiLokキーにライセンスが移動完了します
これにてエフェクトのインストールはおしまい♪
Apogee Symphony ECS Channel Strip
まずはApogee Symphony ECS Channel Stripから見ていきましょう
EQ、コンプレッサー、Saturation(Driveとアウトプットレベル)を調整できるエフェクターです
万能系というよりボーカル特化という印象
レシオが3:1からしかありませんからね😓
かかり具合は可もなく不可もなく
有料なら買わなくてもいいかなというレベルだったりします🤭
ただ、DSPエフェクトとして掛け録りできるという観点からは◯
Apogee Clearmountain’s Spaces
見た目が美しいApogee Clearmountain’s Spacesというリバーブ
リバーブ大好きなワタクシとしましては一番期待していました♪
結論から言うと?
プリセットが常に左下のEQオンとなっておりレゾナンスみたいな癖をつけているためパッと聴きだと超癖のあるショボいリバーブ感になってしまっています😓
インサートWET100パーセントともなるともはや汚いとも言える…。
がしかし!?
インサートにて、EQをオフ+Wet値を浅めにすれば奥行き感あるシックな雰囲気に変貌します💡
さらに、センドリバーブとしてはこの効きの強さが逆にプラスに働きとても立体的に音が広がるのです👍🏻
癖感はYAMAHAのリバーブみたいなタイプの強化版に近いと思ってもらうとわかりやすいかも?
⏬はセンドリバーブでセンド量多目の曲
昨日の新曲フリートラックは?
— MOES 11/6 新曲動画公開予定🕊 (@mirrorofes) November 5, 2020
EDMシリーズ🌌
もはやトラン😇
完成🕊#freetrack#フリートラック pic.twitter.com/Aue791YgaU
ちなみにClearmountain’s Spaces – macOS, Windows 10 – Native only
と明確に記載されたので、今後なんらか簡易的なDSPリバーブをリリースしてほしいところ😓
Apogee FX Bundle for only $100. You Save $399!
現在公式サイトではApogee FX Bundle for only $100. You Save $399!となっており、FX BundleがSymphony Desktopオーナーのみ期間限定100ドルで買えるようになっています💡
– EQP-1A
– MEQ-5
– Opto-3A
– ModEQ 6
– ModComp
この5種類が入っておりDSPとしてもNativeとしても動作するとのこと
やはりこの価値はDSPで動くことにあるといって過言ではないでしょう
ただし、掛け録りすることにこそ意義があるといってよく、Nativeプラグインとしてみた場合、付属二つが期待はずれだったため他社製のが良い可能性が高いです😳
こちら、実は本国(アメリカ)ユーザー登録時に99ドルオファーメールを受け取るかのレ点を入れたかで買えるかが決まるのですが、レ点を入れてもオファーメールは来ませんw
現在問い合わせ中ですが果たして買う必要があるのかというと…()
DSPの価値
やはりゼロレイテンシーで動くことです💡
基本的であるEQ、コンプ、リバーブが揃っていれば収録には十分と言えるため、無理にFX Bundleを足す必要なく標準のチャンネルストリップだけで良いかもしれません♪
未完が足かせ
今後の予定では、
Release 1.1
- タッチスクリーンコントロールによるECSプラグイン制御
- タッチスクリーンコントロールによるECSプラグインのファクトリープリセット選択
- Apogee FXラックプラグイン – Windows 10互換
- macOS BigSurへの互換性
Release 1.2
- Apogee Channel FX plugin
- Desktop Control アプリケーション for macOS
- Desktop Control アプリケーション for Windows 10
- Print FX ワークフロー
- Monitor FX ワークフロー
- DualPath ワークフロー
Release 1.3
- タッチスクリーンコントロールによるプラグインパラメータ・コントロール
- MIDI over USB機能
となっています!
見ての通りかなり未完😳
そもそもDSPとしてはRelease1.2まで待つしかなさそうです😓
現状、Desktop Control アプリケーションはインストールされないのです😇
非常に紛らわしいので現行インストーラーの名称変えて欲しいくらいですw
まとめ
ということで、現状インストールできるプラグインはNativeでしか動きません!
今後のアップデートにてようやく完成品となるといったところ😓
公式ではMojaveまでっぽく書いてありますがCatalinaでエフェクトも本体も元気に動いてくれるのでそこはありがたい💡
Symphony Desktop購入検討者さんは納期数ヶ月とかになってますが、慌てずRelease1.2あたりまでは予約せず様子見で良いかなと思います💡
次回4回目の記事では、謎に包まれた背面USB-A端子、絶対一度は間違える謎結線、USB-Cケーブルは音質変わるのか、Symphony Desktopのさらなる音質実態などに迫っていこうと考えています👍🏻
特に音質は何曲か作ってみたところかなり高域に癖があることがわかりました
電源を入れるタイミングによってはソフトシンセを演奏するとまるでデモモードのようなノイズ音になることも確認済み
(ノイズ音になった場合でMacの場合、DAW立ち上げたままSymphony Desktop再起動で治る)
各種Release時もブログ更新していきますのでお楽しみに♪
第3回め大事に拝読させていただきました。
未だDSPでプラグインが駆動できないのは残念ですね。
付属しているリバーブの場合、そもそもネイティブでしかできないという風に書いてあったと思います。(私の読み間違いでしょうか?)
DSPを使ってエフェクトをかけてもほぼゼロレイテンシーを実現するのが売りなのに、肝心なプラグインが曖昧っていうのはマイナスですね。
私はボーカルやギターのレコーディングのために購入を考えていましたが、現時点ではより安価のapollo soloの方がいいかもしれないと思いました。全般的なスペックは劣りますが、こっちだとバスパワーでも使えますし、レイテンシーを気にせず録音できそうなので…
丁寧なレビュー、ありがとうございます!
お読みいただきありがとうございます♪
DSP本格活用は次のバージョンからということで現状ベータ版くらいの勢いで発売した感がありますね😓
リバーブは記載があやふやにチェンジされていたのでもしかすると今後追加プラグイン等が出てくるかもです。
DSP自体について、実は多くのインターフェイスを作るメーカーがすでに実装しているため今は選び放題かもしれません。
このSymphony Desktopに拘るなら、やはり大元の音質はハイエンド機「Symphony」の音質のままであることで、
同様のハイエンド機をそのまま引っ張り込んだBabyface Pro FS(こちらもDSPありです)との比較が一番近いかなと感じます。
第三回までの記事内容はぱっと見厳しめですが上記2つのインターフェイスはやはり群を抜いて最強という記事も記載していく予定です♪