MIDI2.0規格でDTMはどうなる? 3/20 A-88MK II登場で期待大
MIDI2.0対応予定機材の登場
本日2020/3/20発売となったROLAND MIDI KEYBOARD CONTROLLER A-88MK IIはなんとMIDI2.0規格に対応予定商品💡
MIDI2.0によって何が変わるのか?
MIDI規格とは
MIDIとはMIDIケーブルを通して信号のやりとりをする通信プロトコル
今ではUSBやBluetoothで飛ばすこともできるのであまりよくわからないまま知らずに使っているという感じ♪
何に使っているかというと、
鍵盤を弾いた→弾いた情報がDAWにMIDIとして記録される
みたいなことです♪
具体的には
どれくらいの強さで
どの音程を
どのタイミングで弾いて離したか
を記録しています💡
詳しくはMIDI1.0規格書がPDF公開されているので読んでみてくださいね♪
http://amei.or.jp/midistandardcommittee/MIDIspcj.html
※URLがhttpsではないので直リンクできませんご容赦を
MIDI2.0規格とは?
今年よりまとめはじめるMIDI2.0規格とはなんなのか?
実は一部の機種やソフトシンセでは対応済みだったりします💡
具体例でご紹介しましょう♪
↑のROLAND RD-2000を↓のPianoteq Ver6以上にて、相互にHiResVelocityオンで演奏するとベロシティが127段階から16384段階に引き上げることができます😳
まったくピンとこない方のためにもう少し説明すると?
・MIDI1.0では音の大きさであるベロシティの感度は1-127の127段階であると定められている
・MIDI2.0では音の大きさであるベロシティの感度は1-16384の16384段階まで引き上げることが可能
となっています👍🏻
なにがすごいかって感度です!
10cmを1cmごとに区切れば10段階、
10cmを1mmごとに区切れば100段階
みたいなことです💡
このような形でユーザー視点で大きく異なるのは値の細かさ
他にもPan(定位)、ボリューム、カットオフ(明るさ)、レゾナンス(明るさの癖)、モジュレーション、エクスプレッションなど定番のMIDI情報がアップデートされるというわけです♪
まとめ
現在、MIDI2.0規格自体はまだまとめ始めの段階で実際に実現されるのは2021年以降💡
2020/3/20は初のMIDI2.0規格対応予定機種発売日ということ♪
そして、それより以前からハイレゾベロシティという次世代規格を早々と採用し、より繊細なタッチで演奏、音が鳴る機材やソフトシンセが登場しているということです♪
ただ、ハイレゾベロシティは現状コントロールチェンジとベロシティ情報を使い
ベロシティ128×コントロールチェンジ(88)128=16384
を実現させているため、ユーザーがデータを扱う場合、ノートオンタイミングジャストにCC88を配置する面倒さが凄まじい😓
ピッチベンドのように見せかけ1パラメータにて16834段階のベロシティを操れるようDAWも進化してくれないといけません😓
そういった意味でも早期にMIDI2.0規格登場が期待されます♪
…そこまで細かい分解能が必要かって?
要ります‼️
グランドピアノ好きさんなら絶対わかるはずw
RD-2000+Pianoteq6を使ったピアニストさんが大絶賛するくらい異次元の音の良さ♪
ピアノ好きさんはほんと体感してほしい♪