NEXUS3とは?インストール方法とファーストインプレッション(デモ曲あり)
NEXUSとは?
REFXという海外のソフトシンセメーカーが作ったNEXUSというソフトシンセ
公式サイトはこちら
シンセサイザーの区分としてはPCMシンセにあたり、あらかじめ様々な音楽機器録音した音を鍵盤に割り当て演奏できる状態にしたもののことを指します
身近なもので近いものは電子ピアノやエレクトーンでしょう
さて、NEXUS3のスペックを見ていきましょう💡
- VST, VST3 or AAX host software
- Pentium class 2.0 GHz processor with SSE3 support
- 8GB of RAM (16GB or more highly recommended)
- Display with 1024-by-768 or higher resolution
- Windows 8 and Windows 10
- Internet connection to download license
- 64-bit only
- Electronic documentation (online)
- 2,799 sound-presets divided into 22 categories
- 2,238 multi-samples (~18 GB uncompressed)
- 211 impulse responses
- 119 arpeggiator-presets
- 95 effect-presets
- 52 trancegate-presets
これが現在のNEXUS3のベーシックなスペック
容量が18GBと大きいのはPCM(録音した音を鳴らす)ベースだからです
NEXUSの魅力
やはり音楽ジャンルごとに作り込まれた音色がすぐ使えること💡
NEXUS2まではまさにこれが売り文句なところがあり、即戦力系ソフトシンセとして有名でした
NEXUS3ではさらに突っ込んで、画面を今風なシンセに切り替え、扱えるパラメータを増やし、シーケンスやアルペジエーター機能、付属エフェクトを拡張させてきました
進化してプリセットの表現力が増したともいえ、音色作りが苦手な方や限られた制作時間しかない作曲家にとっての便利シンセ、それがNEXUS3💡
音質について
NEXUS2とNEXUS3の音質は違います
・NEXUS2
WET系でリバーブ、ディレイなどのエフェクトを切ってもWET気味
今風のシンセと比べるとボケた音像でハイが少し足りない
・NEXUS3
2から比べて綺麗系に変化
当たり障りのない音像とデジタルならではのクリア感
PCMシンセということもありあまりエッジはでない
3新規購入さんと2持ちさんのポイント
これから導入する人はNEXUS3しか選択肢がないため、大量にプリセットシンセ音色を増やしたい人なら買い
ソフトシンセの挙動は異様に軽くたくさん立ち上げられる💡
NEXUS2使いの人は3にあげると2が消えるためなんら対策が必要
2のプリセットはロードできるものの3の音質で鳴るので要注意
ダウンロード方法とインストール方法
公式ホームページ 画面上のNEXUSをクリック
Buy Nowをクリック
Starter、Value、CompleteのいずれかのBuy nowをクリック
※音色の数がちがうだけです オススメはStarterか全部入りのComplete
追加で音色を買うより圧倒的に安上がりだからです!
購入はクレジットカードやペイパル決済を
ちなみに2ユーザーはアカウントログイン後に99ドルの優待アップグレードが表示されますので先にログインしておきましょう!
REFX CLOUDというアプリをDLします
アプリをDLしたら立ち上げます
上記画面がでてくるのでI Acceptを選択
すると上記のようにアカウントログインを求められます
購入時のアカウントでログインすると?
いきなりサンプルファイルのDLがスタートします
Nexus2持ちでもなぜかすべてのサンプルをダウンロードするようです😳
サンプルファイルのインストールはこのreFX Cloudアプリで行うことができます
2持ちの場合は2で設定した保存先が自動的に割り当てられています
この割り当てられているコンテンツフォルダをあらかじめ別の場所にコピーしておくとNexus2別起動に使うことができるようです(非公式)
初回DAWでのNEXUS3起動時のみサインイン画面がでてきます
つまり、これがアクティベートということのようです
Nexus2まではe-LICENSERによる管理だったのがクラウド管理に切り替わったようで、いよいよ残すはCubaseだけになりそうな予感ですね
この変更のため、e-LICENSERは必要なしとなります
ちなみにAU音源においては、NEXUS2から強制的にNEXUS3にシフトし、それぞれを別アプリとして残すことができない様子
過去のセッションをよく開く2使いは要注意!
専用インストーラーのおかげで特に苦労することなくインストールすることができます💡
ファーストインプレッション
まずはこちらのNEXUS3を16台立ち上げてNEXUS3のみで作ったデモ音源をご確認ください
NEXUS3の雰囲気はまさにこのまんまです
音が細いため、NIのエフェクトで太くしています
また、アタックのエッジがあまりないため同じくNIのエフェクトでアタックエッジを出しています
調整すればしっかりした音が出るといった印象で、アナライザーでみてもローからハイレンジまで出ているため、EQをうまく設定すればそれなりにかっこいい音を作ることができます♪
MASSIVE Xといい、癖のないデジタルシンセっぽさが今のトレンドなのでしょうか?
ハードシンセのシンセシンセしたエネルギー爆発系や温かみあるアナログ系みたいな音は出せないです
依然として、ポジション的にはサブ役といった感じが強い印象ですが、音色の物量からしてあって困ることのないシンセとも言えます
少なくとも2持ちの方は3に上げざるを得ないでしょう
サイトを見てもらうとわかりますが2に対するサポートは一切掲載なし
reFXは消えるシンセは消えるメーカーなので一通り制作しているセッションの区切りがついたらアップすることをおすすめします‼️
まとめ
NEXUS3はプリセットからイメージを膨らませて曲を作るにはもってこい
一般的なOSC(波形生成)を使ったシンセサイザーというわけではないので注意
比較するものがあるかというとあんまりなかったり
Kontaktといい、基本的にサンプラーをPCMシンセのように使っているということがほとんどで純粋なPCMシンセというのはそれほどスタンダードな位置にいません
シンセサイザーのパラメータを0から設定していきたい人にとっては❌
また、PCMだからといって生音が強いわけではありません
あくまでシンセシンセした音を主体としています
このようなイメージのソフトシンセです💡
迷ったならこれを買うよりKOMPLETE
これほんと最強ですw
Nexus3の購入は追加の音だけで使うことはできますか?
コメントありがとうございます。
追加の音とはExpansionsのみを購入するという意味でしょうか?
Expansionsのみの購入ではNexus3は使えません。
Nexus3 Starterにはデフォルトプリセットが2750入っており、Nexus3 ValueはStarterプリセット+最後にリリースした順より50個のExpansionsが付いてくる形。
すべてのExpansionsがついてくるNexus3 Completeがあります。
この三種類のどれかを購入する形になります。