復活予告されているDAW、CakewalkSonarの登場はWindows制作の状況を大きく変える
Cakewalk Sonar
Cakewalk Sonarは過去に存在したDAW
Mac版の開発も進行する最中、代理販売店が次々と変わり最終的にDAW開発続行できなくなったという伝説のDAW
このDAWが復活する予定(Coming Soon)と公式に記載があります(2023/10発表)
過去最大の問題点
Sonarの問題点は各オーディオインターフェイスが適切に動くための設定が手探りである点
たとえばヘルツやビット、バッファサイズが該当します
また、ドライバについてはASIO、Windows純正ドライバ(WDMなど)を採用しており、これらも機種ごとにうまく動く設定と動かない設定がありました
この問題点さえなければ非常に優れたDAWです
DAWの新機能をすべて先取り
たとえばCubase13に搭載されたキーエディタ左側にトラック選択画面が表示される機能はSonarに最初からありました
サラウンド周りの音楽制作についてもLogicより早い段階である2000年代に対応しています
ヴィンテージエフェクトをチャンネルストリップに搭載させるみたいなのもSonarが先駆け
音圧プラグインもSonarが強かったです
編集観点から見てリージョンに対してオーディオオートメーションをトラックオートメーションとは別で利用できるというProToolsが最近搭載した機能を搭載
64bitオーディオエンジン・64bitミキサーによるフル64bit内部処理という脅威の機能は今でも他のDAWが真似しない領域
どこを切り取っても優れている麺が目立つのが特徴です
今見ると見劣りするであろう観点はオーディオファイルを即座にサンプラーに取り込める機能が流行る前に無くなったDAWなのでその周囲の機能が欠落していることでしょうか
復活はWindows
Mac版の記載はなくWindowsの記載があることからMac版のリリースは厳しそう
Cakewalk by Bandlabの提供サポートについても終了しているため今年復活は確実
Windowsに良いDAWが残っていないため復活した際は新規ユーザーや過去ユーザーの囲い込みができそうな気配です
癖がある
今流行りのDAWはだいたいクリップやリージョンといった箱単位での編集
SonarはDigital Performerに似ていて、ノートを置くと自動的にクリップが生成されるというもの
この観点のみかなり使用感覚が違うのですが、横に流れる曲を作るにはこのほうが良かったりします
昨今クラブミュージックもメインとは言えない状態なので案外流行りそうな気がしています
まとめ
Sonarの再登場はDAW界隈で大きな影響を持つことでしょう
復活は確定しているようなので非常に楽しみです
Windowsでの音楽制作の復権にも繋がりそうですね
もちろん上記の問題点をクリアできていないとおすすめにはなれないので、復活の際はいきなり購入せずここのブログや外部のブログなどを参考にしてみてくださいね