32ビットフロート録音だと音割れしない謎を考えてみる

32ビットフロート録音

Logic Proも10.8になりいよいよ32ビットフロート録音ができるようになりました

32ビットオーディオインターフェイスを持っていればよいとのこと

上のAVID PRO TOOLS CARBONなんかは32ビットレコーディングできることで有名です

さて、この32ビットフロート録音、なんと録音時に音割れが発生しても音割れしていない状態で再生されるという仕組みがあるようなのです


音割れしない仕組み

どうやら音割れしない仕組みは、1つの録音に対してハイゲインとローゲインの二つで収音しているようなのです

ハイゲイン側で音割れした場合、ローゲインから自動的に割れてないところを持ってきてハイゲインの割れた部分と合成することにより音割れしていない状態に持って行くことができるのだとか

音割れだけでなくフロアノイズが入るほど小さい音になる場合はハイゲイン側の音をひっぱってきてフロアノイズが入らない適切な音量に可変させることができるという

クリップしない、フロアノイズは消せる

まるで魔法のよう

これ、ゲイン調整どうするんでしょう?

調べてみると「録音レベルを自動で調節するオートレベル機能」が搭載されているインターフェイスがあるようです

一方Carbonのマイクプリでは

周波数特性20 Hz to 20 kHz, ±0.1 dB
ゲイン ・ レンジ3–60 dB in 1 dB steps
Equivalent Input Noise (EIN)–129 dBu (A-weighted)
Signal to Noise Ratio (SNR)–123.5 dB, –126 dB (A-weighted)
ダイナミ ック ・ レンジ126 dB (A-weighted)
Total Harmonic Distortion (THD) 1 kHz @ –1 dBFS–105 dB (0.00056%)
最大入力レベル+24 dBu
クロストーク–145 dB @ 1 kHz
フ ァ ン タ ム ・ パワー+48V
コネクター・ タイプ8 XLR (XLR/TRS Combo)

となっており、オートゲインという文字は見当たりません

普通にゲイン取り(ハイゲイン)してもし割れてしまったらローゲイン側を使う感じなんでしょうか?


まとめ

非常に面白い機能ですが、プロよりアマチュアが困る機能かもしれません

これによりゲインや音割れの状況が掴みにくくなる可能性があるというところですね

プロの場合はそもそもゲイン取りミスしないと思うので、もらったデータに対してリペアプラグインを使う必要がなくなり楽になるというところです

機能をしっかり知りたいところですがRME、Metric Haloのどちらかが32ビット対応オーディオインターフェイスを出すまで様子見ですね

AVIDについてはMTRX Studio 32bit対応版待ちかなと


Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です