Logic Pro 10.8新機能をスクショや動画で詳しくご紹介
Logic Pro 10.8新機能
前回の記事の通りLogic Pro 10.8は新機能が盛りだくさん
各種確認できたものを記載していきますね
Mastering Assistant
Mastering Assistantとはオートマスタリングエフェクト
なんと下記の通りステレオアウトトラックに電源オフ状態で待機しています
10.8の時点ではサラウンドトラックには未対応でした
また、このエフェクトは他のトラックにかけることができずST OUTのみにかけることができます
機能については上記の通り
楽曲を再生すると自動でEQやコンプレッサーなどがオート設定されます
イメージ的にはドンシャリサウンドになる感じでコンプレッサーも全体に均一にかかっているようなRMS系サウンドといったところでしょうか
Dynamics項目でラウドネスが表示されているので自分で目的の数値になるよう調整?
左上のCleanという項目はApple Music用の設定などがあったのですがグレーアウトしていて選べず
ラウドネスミックスするにあたりこの手のオートプラグインより、ノイズ除去系のがありがたいかなという印象でした
Beat Breaker
Beat Breakerはあらゆる波形をシャッフルさせることができます
が、波形AとBのシャッフルはできずひとつの波形をシャッフルするというものでした
トラックを増やせば複数波形のシャッフルグルーブが作れそうではあるのてCubaseのいまはなき伝説プラグインの模倣できそうかも?
下の方に並んでいる青い文字を押すと効果がかかります
さらにはこの青い文字の右端の鉛筆マークをクリックすると非表示になっている様々なエフェクトに変更することが可能です
中にはゲートサウンドなどもありました
(ゲートというより波形をぶった斬る的な音の感じでしたが)
配置した波形を再生すると画面右上のBar設定に従ってエフェクトがかかるというもの
同時に複数のエフェクトはかけられないような?
もう少し研究の必要がありそうです
スリップおよび回転ツール
このふたつのツールは文章だけでは伝えにくいので下記ショート動画を用意しました
※このふたつのツールはアレンジメントウィンドウでのみ使用可能
スリップツール
スリップツールでリージョンをクリックして押したままにすると、リージョンをスリップさせて、リージョンの範囲を動かさずに、スナップ値を使ってリージョンの内容を左右に移動
回転ツール
回転ツールでリージョンをクリックして押したままにすると、リージョンが回転します。スリップと同様に、回転させるとリージョンの内容をスナップ値の分だけ左右に移動
便利なツールですが、画面下にピアノロールや波形を表示させておかないと細かい調整がしにくいです
波形に関してはアレンジメントウィンドウだけでもなんとかなりますが…
MIDI2.0
MIDI2.0の高分解能機能について
表記は
0-127表記(MIDI1.0)
100.0%表記
0.0-127.9表記
の3種類となりました
この表記だと例えばCC88とVel、128*128=16384段階に達ない謎が…
MIDI2.0いまいちわかりにくいかもです
一度どこかのタイミングでハイレゾベロシティを使った実験をしてみます!
謎の挙動
見つけた謎挙動のひとつめ
10.8にアップしたら
「KOMPLETE KONTROL A-Series」用のプラグインが見つかりません。
というアラートが
もうひとつはアカウントに紐づいているiPhoneをオーディオインターフェイスにできるというもの
無線オーディオインターフェイスって…AirPods Proみたいな動作しますね😇
まとめ
追加された一部の機能はiPad版Loigicにある機能だったりします
ビートメイキング系の強化が凄まじい印象
オートマスタリングはまだ作りが甘い感じですがこっち方面の開発もしているとは恐ろしい…
そのうちiZotopeを乗り越えていくんでしょうね…
また、画面の雰囲気も少し変えてきています
なんだか逆にわかりにくい感じがしますがw
パターンについてはパターンリージョンのことかなと思っていたのですが、ループファイルのなかに上記と同じアイコンのものがあり展開してみると?
なんと、ドラム、ベース、フレーズのMIDIデータが入ったフォルダのような形になっており中身を変えることもできました
どことなくFL Studioっぽい感じの機能を搭載してきているのだなと感心しました!
しばらくLogic Proを更新していなかった人はびっくりすると思います!
今回のLogic Pro 10.8はVentura以降しかインストールできないので注意です!