Logic Pro 10.7.3にてついにAir Podsシリーズがプロ音楽家が使用するモニタリングイヤフォンとして確約された件

Logic Pro 10.7.3

2022年3月に無料アップデートされたLogic Proの内容をご案内♪

• AirPods Max、AirPods Pro、AirPods(第3世代)およびBeats Fit Proでダイナミックなヘッドトラッキングを使用して空間オーディオをモニタリング
• Apple Musicでの空間オーディオ再生をより正確にプレビューできるAppleバイノーラルレンダラでモニタリング
• 新しいMac Studioに搭載されているM1 MaxおよびM1 Ultra用にパフォーマンスを最適化
• 安定性の向上およびバグ修正

* macOS Montereyバージョン12.3以降が必要


AirPodsシリーズが音楽制作のモニタリングイヤフォン/ヘッドフォンになった

AirPods(第3世代)、AirPods Pro、AirPods Maxがモニタリングイヤフォン/ヘッドフォンとして正式採用

これにより、さんざん悩まされてきた空間オーディオミックスが固定化されたことになります💡

聞き手も作り手も同じイヤフォン/ヘッドフォンを使うという観点において、音楽業界的には大革命

出来上がった音=届く音となる世紀の瞬間

AirPods(第3世代)とAirPods Proの違いは、周囲の環境音をイヤフォン装着時にも聞こえるようにするかという技術とカナル型であるかというところ

没入感が高くなるカナル型はスピーカーを耳の奥に突っ込んでいるようなもの
そのため周囲の環境音が聞こえなくなってしまいます
外出時にこのタイプを選ぶ際は気を付ける点だったのですが、AirPods Proはイヤフォンについているマイクが周囲の音を拾って再生中の楽曲に混ぜて流すといった構造により外出時も装着したままにできる仕様がすごいところ

逆にじっくりと音楽を聴く時にしかイヤフォンしない人やインナーイヤー型という耳の奥まで突っ込まないAirPodsは長時間音楽を聴いても疲れにくいという利点があります

音楽制作をする人にとっては一番広まっているであろうAirPods(第3世代)を選択しておくのが無難でしょう

ちなみに3種類とも空間オーディオ再生機能があります!


M1 Ultla対応

Mac Studioに対応したといってよいでしょう

このM1には無印以外に、Pro、Max、Ultraとバリエーションがあり、音楽制作において、M1以外の新CPUに対応しきれないサードプラグインメーカーがでてきているのでMac購入検討している人は要注意なのです!

今の所、無印M1がようやくロゼッタ経由対応しはじめたところでProやMaxはまだまだ
Ultraに至っては未知なので購入するならM1(無印)がおすすめかもしれません


macOS Montereyバージョン12.3以降が必要

これは、Monterey12.3以降でないと今回のアプデによる空間オーディオ機能を使えないという意味

ただ、実質Big Sur以前の旧OSディスコンまっしぐら

Intel版Macを使っている人はM1の情報収集をしつつ、M2あたりには乗り換えにシフトしないと浦島太郎さんになってしまいます😓

決して焦ってMontereyにしないように

本ブログでも触れていますが、Montereyにしっかり対応したプラグインは多いといえず、ユーザーの責任で動かすことになります

ハード音源を多用する人に関してはmacOS Mojave 10.14が最終OSと考えて良いかと


Dolby Rendererについて

上記が10.7.3のドルビーレンダラー

見ての通り、項目にAppleという文字が表示されていることがわかります

ただ、これらはAirPodsを接続したり、Monterey12.3をインストールしないと選択できない?
(上記はMonterey12.2.1+Logic Pro 10.7.3画面)

音楽制作で考えると、オーディオインターフェイスを通してAirPodsに音を送るのではなく、Mac本体のオーディオ音をAirPodsにBluetooth5規格で送信するという仕組みになるのではないかなと

ある意味高価なオーディオインターフェイスがいらなくなるわけですが、Bluetooth5な時点で音質はお察し😇

現状、ガチミックスをオーディオインターフェイス経由+有線スピーカー、ヘッドフォンで行い、その後でAirPodsに切り替えてミックスという流れが無難かなと

作業量が増えてしまいますが、サラウンド環境を作るより圧倒的に手軽に空間オーディオ音楽を作れるのは魅力的


まとめ

サードプラグインメーカーを置き去りにしてAppleがどんどん進んでいってしまい、時代も案外その流れにのってしまっているのが今の世の中のポイント

AirPodsが業務用として使うべき機材になったということは音楽家にとってわりとショックな出来事😳

新しい音楽の可能性が空間オーディオにはあり、リスナーもその環境を持っているため積極的に利用していきたいところですね♪


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