作曲家、演奏家、歌手になるには楽譜って読めた方がいいの?音楽業界に入る時の謎をご紹介♪
楽譜が読めるとどうなる?
楽譜は読めた方がよいに越したことはない例をあげてみますね
・作曲家やディレクターとのやりとりがしやすく自分の演奏内容の理解や指摘箇所がわかりやすい
・音楽理論を学ぶとき必須
・音楽制作をする時に直感だけではできないパートが存在する(管弦楽が代表格)
・どんなジャンルであれ誰かと話し合う時に譜面で指示されるとわかりやすい
このような形でプロ方面へ進むほど読めるに越したことはない例があがってきます
では書くことはできたほうがよいのでしょうか?
楽譜を書く
譜面にしていくという状況はアナログ作曲(例えばピアノの前で演奏しながら楽譜に書いていくとか)が例
合う合わないはありますが手法論としてありあり
音楽業で楽譜を書くことがあるのはやはり作家側
たとえ演奏家が楽譜を読めないとしても楽譜を書くことはあります💡
書くといっても手書きではなく、Finaleやシベリウスのどちらかによる清書が必要
清書とは一般に書籍販売している楽譜クオリティのものをPCで作成することを指し、かなり楽譜慣れしている上でなんどもライティングしていないと書けないくらい難しかったりします
自分しか読めない譜面であればてきとーで良いのですが作家業は基本相手に読んでもらう楽譜を書くことになるので清書が必要になるわけです👍🏻
ちなみに上記ふたつのスコア(ノーテーション)アプリ以外はNGなクローズ世界なので注意!
楽譜の能力
さて、なかなか読むのも書くのも習得まで時間がかかるものではありますが、楽譜にはどれくらいの精度があるのでしょう?
実は再現性は50%くらいしかないのです😱
オーケストラの場合だと事前練習にて指揮者からの指導によりその曲のパート毎表現が出来上がり、全体の合わせに入ります
本番はもはや出来上がっている曲状態みたいなものでその際の指揮者はパフォーマーでもあります
バンドの場合は楽譜がなくてもドラムのリズムにあわせたり直感的なものでタイミングを合わせたりできます
逆に言うと上記の例を譜面に起こすことは大変困難です
時間軸での細かい表現は結局のところ時間を使ってここはこうなどと口頭伝承するしかないのです
有名な話で、中世クラシック作家の未知の譜面が見つかったりすると大騒ぎに!
どう演奏するのかでずっともしこの作家さんならこうするだろうなど膨大な研究することになります😳
では完全な再現は現代の技術ではできないのでしょうか?
ピアノロール
現代の音楽制作はデジタルによるものが基本
そこで登場するのが通称ピアノロール
これに記載された情報は再生すると100パーセント再生内容に従って演奏されます
楽譜では記載できないような絶妙なタイミングもグラフィカルに表示できますが最大の弱点は…
印刷すると膨大なページ数になる😱
一時期DTMの書籍でピアノロールで書かれた譜面的なのがありましたがそれはもう逆に面倒の極みでMIDIデータくれ的なw
入力と再現性は極めて高いですが紙媒体には向いていないのです😓
ただし、クラブミュージックのドラムパターンは限定的に印刷物として譜面より見やすいです
まとめ
演奏家、ボーカルさんの中には譜面が読めない人はいます
だからといって読めないことが問題ないわけではなく、お仕事なのであれば作家が用意した譜面くらいは読んでほしいところではあります😓
ディレクション慣れしている作家さんやディレクター付きならともかく、クリエイターは無口な人が多いとクリエイターを扱う音楽業の人たちからよく言われますw
無口な人がディレクションをするのはシビアすぎますからね😓
作家を目指す人は書けなければいけないし、ディレクションの仕方もできなきゃいけないと思います
なので、コミュ力必須❣️
他人が悩んだ時に適切なアドバイスや場を和ます、時には緊迫感を出すなどの演出ができる人にならなければいけません
それらが嫌なら超有名になってディレクションを他人に任せば良いのですが、自分の思ってることを100パーセント代弁してくれる人なんてほぼいません()
演奏家さんなら音で応えてくれれば寡黙でも良いとは思うのですけどね🧐
以上音楽業界での楽譜の読み書きについてでした♪
ぜひ楽譜を読めるようになるまでは目指してみてください♪