Logic Pro 11の新機能レビューその1とデモ音源アップ

Logic Pro 11

ついにLogic Pro X(10)シリーズが終わりLogic Pro 11に大型アップデート

気になるアップデート内容を実際に使用してみました♪

まずは新機能一覧

・Bass PlayerとKeyboard Playerによる自動伴奏機能追加
・Studio Bass、Studio Pianoが新規プラグインシンセとして登場
・グローバルコードトラックとリージョンコードが追加されコード指定に沿って伴奏されるように
・「ピッチソース」パラメータを使ってトランスポーズ可能
・Stem Splitterにより2Mix音源をボーカル、ドラム、ベース、ギター、その他という形でパラデータ化可能
・内部MIDI入力を使用して内部でMIDIをルーティング
・ドルビーアトモスの強化
・新しいプロデューサーパック
・デフォルトフォーマットはAIFFからWAVファイルに変更


外観の変化

まず、Logic Pro 11を起動すると下記の内容が

新規音源のDLを促されます
それぞれの音源が市販品並の容量なので音色の良さを期待してしまいますね💡

新規トラック作成には新たに「Bass Player」と「Keybord Player」が登場

それでは各種新機能のポイントをご紹介していきましょう


Stem Splitterで2MIXをパラオーディオデータ化

Stem Splitterは2MIXの波形ファイルをバラオーディオデータに自動変換してくれる機能

ドラム、エレキギター、アコースティックギター、ベースが鳴っている音源を試しにパラデータ化してみると?

ドラムとベースはかなり良い感じにパラデータ化してくれました💡

エレキギターとアコースティックギターと一部のドラムの金物音がその他の項目にパラ化されています

似た系統の楽器や質感をバラすのは不得意な様子

それでもここまでの精度でパラデータ化してくれるだけでも十分すごい

この機能を使えばリミックスにも使えそうですね


Bass PlayerとKeyboard Player

さて、自動伴奏生成機能としてベースとキーボードが追加されました

まずはBass Playerを見ていきましょう

メロディはルートのみや5度などさまざまに調整できます
1オクターブ上がるような奏法の設定も可能
フレーズの多さの調整もできます

しっかりしたベースラインなら確実に生成できますし、複雑なフレーズも奏法表現付きで自動生成されます
スライド音とかもしっかり再現されたりすごい…

おまけでドラマーも
下記のように表示方法が統一されたようです

ハイハットはハーフクローズの選択ができるようになっていたりなかなか優秀

手動パターン機能も追加(これいるの?w)

Keyboard Playerは下記のようになっています

左手はどう弾くか、右手はどう弾くかを細かく設定可能
奏法の変更も簡単にできます
Pad系みたいなのは音色もシンセになったりなかなか面白い


コード機能

コード情報のあるWAVファイルを貼り付けた時にリージョンにその表示がされ、アレンジウィンドウにも表示されます
いちいちループファイル引っ張るたびにアレンジウィンドウ側のコードが変更されるのは面倒かも…

コードはかなり自由度高く作り込めます
スケールクオンタイズも自動でしてくれるようです

コード進行はベタベタな鉄板系がプリセットされています
もちろん作成したり編集できるのでいろいろ改良できますよ


3つの自動伴奏を利用したデモ曲

上記3つの自動伴奏に合わせてメロディ演奏したものをデモ曲としてアップしました⬇️

MIX除くと制作時間は10分もかかってないかと

簡単にがっつり曲っぽくなるのはすごい!
これはギター自動伴奏音源追加希望ですw


まとめ

Logic Pro 11の新機能であるピアノとベースの自動伴奏機能はとても強力なツール

ドラムの自動伴奏機能もしれっと改良されていて他のDAWの追従を許さない独占状態へ

コード進行機能は急激に強化された印象かつUIがわかりやすいです

自動コード進行生成はCubaseというイメージを覆すほど簡単かつ音楽的に仕上がります

触り方と簡単な音楽知識があれば誰でも編曲できてしまいます😳

2Mixのパラ化は期待値以上

ミックスのし直しができるとまではいきませんがDJ的な音楽制作にはもってこい

うまく使うことでさまざまな楽曲生成ができる反面、危うい使い方(著作フリーではないデータのパラデータ化)は当然でてくることでしょう
ただし、サンプリングするような音楽では過去から認められている制作方法なのでイラストほど荒れないと思いたい

ここまで見ていただいた内容、すべて無料アップデートなんですよね

他のDAWがメジャーアップグレードで1万5千円以上はとることを考えるとLogic Pro+Macは明らかにコスパ最強

今後他社DAWが生き残るためにはLogicにない強みを持つしかですね
Logicの似た機能をパクってつけるというSOやCuみたいなやり方ではもう無理かもしれません

引き続き追加音源のレビューを記事化していくのでお楽しみに♪

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