2025年eLicenserサービス終了なのでCubaseなど旧製品持ちさんは対応を早めにしよう
2025年eLicenserサービス終了
2025年初頭にeLicenserサービス終了とスタインバーグより発表がありました
サービス終了後は新規にeLicenserへ製品登録できなくなるだけではなく、新規アクティベートも不可能に
紛失したライセンスの復旧不可能、USB-eLicenserに入っているライセンスの移動ができなくなります
USB-eLicenser推奨
Soft-eLicenserで登録したPCは、サービス終了後そのPCのみでしか使えなくなります
これを回避するための方法としてUSB-eLicenserにライセンスを移すことをスタインバーグが推奨しています
ハードウェアドングルとなるUSB-eLicenserは、PCにUSB-eLicenserが繋がってればOK
異なるPCに繋げても動作します
ただし、USB-eLicenserのドライバがいつまで提供されるのか不明瞭な点があげられるため、旧制作環境の維持程度に留めるのがよさそうです
サービス終了後もUSB-eLicenserベースの製品は販売できるという一文があります
そのまま受け取るとSoft-eLicenserのみ使えなくなるようですが…?
サービス終了後eLicenserベースのアクティベーションコードを使用する製品やパッケージの購入はしないようにという記述もあります
USB-eLicenserの破損に備えて予備を購入しても、サービス終了後は他のUSB-eLicenserに転送することができなくなるとのこと
代替はSteinberg Licensing
Steinberg Licensingという2022年より登場したライセンス管理システムに移行する形となるようです
eLicenserベース製品は互換性がないとのことで、現状スタインバーグ製品のみに関係しそうな内容です
Steinberg Licensingは最新版のCubaseで実際に使われているライセンス管理システムで、他のライセンス管理アプリと同じくライセンス管理やライブラリインストールなどができるものとなります
Cubaseの場合、1ライセンスで2台のPCにインストールが可能となっています
USB-eLicenserを使用していた他のメーカーはどうしている?
有名どころでreFXのNEXUSでしょうか?
NEXUS4 には USB-eLicenser やその他のサードパーティのハードウェアやソフトウェアは必要ないと記述があります
最新版でeLicenserから撤退しているようですが、古いバージョンを動かすには必要ともいえます
まとめ
USB-eLicenserは2025年より古いDAWやプラグインを動作させるために使う形となりそうです
ただし、破損してしまうと実質使えなくなるリスクがあります
かといってSoft-eLicenserは完全に使えなくなるためこちらに回避不可能
壊さないように使うしかありませんね…
壊れそうな状態なら2024年中に新しいUSB-eLicenserに入れ替えしておくしかなさそうです
これでドングルとして有名なものはiLokだけになりましたね…
iLokもSonomaでトラブルがありましたし物理ライセンスキーは時代に沿わないのかもしれません
古いDAWやプラグインが資産となりにくいのはディスコンだけでなくこういったことが起きる問題があります
音楽システムは可能な限りアップデートしていかないと故障した時に復元できなくなってしまいます
完成した楽曲データは必ずパラデータで書き出ししておくのも重要だと思います