編曲を手助けしてくれるオート伴奏系ソフトシンセの有効性
まずはどんなものか代表的なシンセサイザー群をご紹介
オート伴奏系ソフトシンセはたくさんありますが、DTMを始めた人がいっきにその類を手に入れられるのはまちがいなくKOMPLETEでしょう💡
シンセサイザーなら、アルぺジエイター、GAT、FX系などのように時間軸に対してサウンド変動するもの
生音バンド系なら、ギターフレーズパターン、ベースフレーズパターン、ドラムパターン
オーケストラならストリングスパターン、ブラスパターンなど
上記の内容をKOMPLETEで実現することが可能です
オート機能のメリット
自分の知らない奏法を知れるところです💡
敷居が高いと思っていた楽器群を簡単に導入できるのも良いですね
例え話ですが、Logic新規使いさんあるあるで「ドラマー」という機能があるのです
これはドラムを自動演奏してくれるうえに、MIDI編集で細かい部分を任意修正可能な点が素晴らしい
このドラマーを使うことで苦手だったドラムがしっかりつけられるようになり、より一層上物をかっこよく作れるようになった人を見かけます💡
この例え話こそオートツールの利点で、「こういうサウンドにしたいけれどどうしてもこの楽器の入力方法がわからない」を解決してくれることによって飛躍的に楽曲制作のクオリティがあがるのです
ここでいうクオリティとはドラムがカッコ良くなるという意味ではなく、目指していた音を作れるようになるという意味で、特定箇所を補佐することで自身が持っている能力を十分に活かすことができるようになるのです♪
オート機能のデメリット
メリットの項目に当てはまらない使い方をするとデメリットに切り替わる可能性があるでしょう
一番あるあるなのが編曲をオートツールに丸投げで、作曲だけしたいパターン
これはうまくいかないです
編曲はこうしたいという考えが漠然としすぎていることで、無限大に広がる編曲バリエーションの絞り込みができずぐちゃぐちゃになっていきます
オート系全般そうですが、それだけを頼って考えることを辞めることが問題点であり、メリットで書いたようなクオリティアップに繋がらないのです
オートツールを音楽家が使うのか?
では次にオートツールを音楽家が使うことでメリットがあるのかです
音楽分野では管弦楽制作に一番神経を使うように感じます
オート系管弦楽ツールは上記のKOMPLETEに入っており大変便利なのですが、結論からいうと自身で演奏入力したほうが早いしイメージ通りになるということです
作家が使うにあたっては奏法というより、特殊音の収録があるほうが嬉しいです💡
例えばギターのパーカッシブなフレーズパターンであればかなり有効です
エレキギター属は実際に弾いて録音してまえば良いのでよいのですけどね
管楽における特殊奏法(フラッター)みたいなのはすでにソフトシンセが対応していたり、上述のギターフレーズもソフトシンセが対応しているため、「音楽制作」だけで区切った場合本物を弾くことが良いこととは言いにくくなってきました(時間や場所の制限があるため)
まとめ
オートツールを使う場合は編曲のすべてではななく、部分的補佐として用いること
また、使用している際もそれが正しいと思わず、フレーズの創作をしようと考えること
勉強のためのツールとしては良いですが、楽器そのものを弾けなくても触ることも大切ですよ💡