Melodyne 5の使用条件から見るDTM界隈の動向がわかりやすい件
Melodyneとは?
Melodyneとは音程補正プラグイン
ただの音程補正ではなく、例えば録音したアコースティックギターのコードを別のコードに変更したりできるポリフォニックピッチ補正機能がeditorというバージョンから使えるようになります♪
もはや音楽制作において、これほど多目的に利用されるピッチ補正アプリはないといえるでしょう♪
利用条件
Melodyne 5の利用条件は以下の通り
macOS | Intelデュアルコア・プロセッサー(クアッドコア以上を推奨)、4 GB RAM(8 GB以上を推奨)、macOS 10.12(64-bit)以。降Melodyne 5.1はIntelベースのMacおよびAppleシリコンベースのMac(Rosetta下)上のmacOS 12 Montereyに互換しています。 |
Windows | IntelまたはAMDデュアルコア・プロセッサー(クアッドコア以上を推奨)、4 GB RAM(8 GB以上を推奨)、Windows 10(64-bit)、Windows 11、ASIO互換のオーディオハードウェア |
アクティベーション | コンピューターベースまたはiLok USBドングル(第2/第3世代)、Melodyne essentialのみコンピューターベース。初回アクティベーションにはインターネットアクセスが必要です。 |
インターフェース | VST3、AU、AAXによるプラグイン操作。ARA統合:対応 |
Appleで見るとまだRosettaなんですが、AppleもMelodyneを推奨気味なあたり、近い将来ネイティブでAppleシリコンに対応することでしょう♪
Windowsはついに7と8が未対応となり、VST3からのみの対応
Windows11に対応済みというのは素早いと思います♪
気になるAVID
AVID
現時点ではPro ToolsとMelodyneはMacOS 12.0.1上では非互換😳
AVIDは早々とM1対応したというのに??
まぁ、AVIDはライバルであるAuotTuneを再び傘下に入れたようなものですからそりゃねぇ()
※Auto Tuneとは歴史あるピッチ補正プラグインで再びAVIDのHDXに対応する形で舞い戻ったスタジオ業務用補正プラグイン
OSによる違い
macOS12対応
Logic、Studio One
他のDAWはOS11対応
やっぱり昨今のDAW二強感ありますね😳
Windows11対応
Cubase、Bandlab
意外なことにStudio Oneがない!?
というかBandlabが無料なのに更新を続けていることにビビりましたw
そういえば公式サイトに海外人気だったFL Studioの影が見当たらないんですが…EDMの終焉っぽい感じですかね?
今やMelodyneはクリエイティブユーザー必須
ボーカルピッチ補正にとどまらずあらゆる録音された音に対して音程を変化させたりできることから、クラブミュージックにはもちろん、バンド曲の録音でどうしようもないけどそれしかないテイクをなんとかさせる魔法のツールに♪
ARAはすごい
ARA非対応の場合、編集したいパッセージをまず標準インターフェース経由でMelodyneプラグインに転送する必要があり、これが今までの音楽制作の仕方
一方、ARA対応の場合、転送の必要なくDAWトラックをMelodyne内で開いて直接編集することができ、DAWとMelodyneの間で多くのパラメーターを操作することが可能
注意事項としてARAでプラグインをチャンネルストリップに通した場合、DAW標準のピッチ補正機能が使えなくなることがあります
ピッチ補正をするならMelodyneのみにする、タイミング補正はDAW標準の補正機能だけを使うなどしてみるのも良いかなと
まとめ
さて、このようにサードメーカーは新機能への対応を急いでおり、新たな機能を付加させようとしています
レガシー環境が良い点とは、やはり音楽機材(ハード)の制御にあると思うので、ソフトウェア面においては最新のOSやDAW基軸で音楽制作するほうが圧倒的に快適だと思いますよ♪