Cubase 11をM1 Mac+Big Surに入れるとどうなるか検証してみた
Cubase 11をM1 Macに入れるとどうなるか検証してみた

Cubase11をM1 Mac+Big Surにインストールすること自体は可能
これが結論です
Cubase 11のインストールは簡単
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ダウンロードタブを選択し、Cubase Pro11のタブをクリック
Mac版をダウンロードをクリック
Steinberg_Download_Assistant_1.20.2_Installer_mac.dmg
が手に入ります
11 は今時のダウンロードアシスタントアプリにより、必要なダウンロードファイルを一式DL及びインストールできます
そのため、個別インストールする必要はなく画面の指示に従えばフルインストール可能
簡単になりました
Cuabse 11の挙動

上記の通り起動はできるんです
主要DAWとの違いは動作
こちらの動画を見てください
すこしもたついているのがわかると思います
他のDAWではどんなことでも一瞬で立ち上がるのですが、Cubaseはすべての挙動がこのようなカクツキを起こしました
なんならウィンドウ切り替えですらカクツキます()
※M1 Mac mini 16GBにて検証
致命的バグ
そして最大の問題点はこちら

GROOVE AGENT SE5を立ち上げることはできるものの、音色のロードやサンプルファイルのロードをしようとするとCubaseごとクラッシュする

ちなみにブラウザから音色手動検索では一応音色やサンプリングデータを見ることができますが、Load Programでは何も表示されません()
クラッシュすると再起動時に?
Cubaseがクラッシュすると再起動時に下記が表示されます

まさかの自動セーフモード起動
Cubaseユーザーお馴染みのファクトリー設定でプログラム初期化、環境設定ファイルの削除が選択できるようになっています
これは過去のCubaseだとユーザーが手動で消していた環境設定ファイルのことですね
オートになったのはすごいことのように感じますが、どれを選択してもGROOVE AGENT SE5ごとCubaseクラッシュします
あとはこれのループ()
過去のCubaseだとGROOVE AGENT SEのデータを手動で直す方法がありますが、今回はオートインストール+初期設定のまま変更せずインストールなため、ユーザーが介入する余地がなさそうな気配
現時点では解決方法不明です()
GROOVE AGENT SE5以外は動く
その他すべてのプラグインを立ち上げてみた結果、問題なく標準プラグインは動きました♪
現時点でGROOVE AGENT SE5だけ不明状態です…

ミキサーについては相変わらず見にくい()
唯一見やすいのはF3からのMIXCONSOLE

ただし、F3を表示しても編集ウィンドウに戻ると背面に隠れてしまうのがネック
なにより

こちらをご覧ください
maximizerのアウトプットを-0.3にしても、maximizerの下に配置したメータープラグインのTrue Peakが割れてるんです
何を信じろとw
他にも目に見えてわかるバグがわんさか…()
総じてM1 Mac上で動かしたDAWの中では一番使いにくい結果でした
なお、ループブラウザの中にもGROOVE AGENT SE5を使ったパターンが結構ある様子で、そいつをドラッグ&ドロップするとクラッシュしますw
まとめ
Cubase 11 は確かにM1 Mac+Big Surで動く
ただし、GROOVE AGENT SE5はクラッシュする
そして全体的に動作がカクカクしている
という状況でした
現状Cubaseは10.5留めが無難かと
引き続きインテル版でもCubase11の動作検証したいと思っています
