IK Multimedia iLoud Micro Monitorは実用性あるDTMモニタースピーカーなのかレビュー💡

IK Multimedia iLoud Micro Monitorとは?

IK Multimediaというメーカーが作るモニタースピーカー

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スピーカーの歴史としては、2016年発売のもので6年前のものです

周波数特性は55Hz～20kHz(-3dB)と、小型ながらLow周りも頑張っています

ライン入力はRCA×2(ケーブル付属)、TRSミニステレオ入力を装備しており、Bluetooth接続可能

外形寸法は180×90×300mm(幅×奥行き×高さ)、重量は920g(左)、800g(右)

このスピーカーの使い手は下記のように考えられます

・ゲーム、動画視聴などを良い音で聴きたい人(Bluetooth接続だと音声が遅れるので注意)
・小型であることを活かし持ち運べるサブモニタースピーカーとして
・機材を減らしたいミニマム思考な人

ちなみに、発売当初(2016/12/2)の時点で37,000円

2022年4月は超特殊セールで33,000円だけれど、度重なる価格上昇で通常販売価格は53,900円😳

サウンドの傾向

さて、気になるサウンドの傾向についてようやくまとまりましたのでレビューご覧ください

サウンド傾向

・ミッドハイレンジはコンプとリミッターかけたかのようなハイ上がり感
　聴いていてテンションがあがる音で、パキッとした輪郭が特徴
・前面に押し出されるような音圧感があり、それにより明瞭感を演出している
・ローレンジは見た目のサイズ=となっており頑張ってでている感
　ベースとキックの被る帯域の分解能が少し荒いものの、音は捉えられる
・立体感に乏しく、平面に音が広がり上下右左のレンジをぱつんぱつんに使い切っている
　それゆえRMSミュージックのようなド派手感がでている

総じてローからハイまでこのサイズで十分に出ている印象で、このサイズのモニタースピーカーとしては次第点
というか、小さなモニタースピーカーでまともなものは少なかっただけにありありです💡

スピーカーのサイズを意識した聴き比べ

ど定番のモニタースピーカーMSP5やADAM A3Xと聞き比べた場合を記述します

YAMAHA MSP5 STUDIO パワードモニタースピーカー×2本

楽天で購入

MSP5やA3XとIK Multimedia iLoud Micro Monitorの違いを下記にまとめます

IK Multimedia iLoud Micro Monitorと比較して…

・MSP5/A3Xは派手さに欠ける(iLoud Micro Monitorの適正音量で調節した場合)
・MSP5/A3Xは奥行きに十分余裕があり立体的に再生される
・MSP5/A3Xの左右上下レンジは十分余裕があり、リバーブなどの響きも聴き取りやすい
・MSP5/A3Xのローレンジの分離感や解像度は少し上で聴き取りやすい

といったところです‼️

コンプ、リミッター系でアゲアゲに聴こえてる感がiLoud Micro Monitorの特徴であり、そのサイズを十分に活かした限界近い音を出しているといえるでしょう

MSP5/A3Xを適正音量まで上げることは、日本の住宅事情に合っていない気がしますが
iLoud Micro Monitorの適正音量と比較した場合、iLoud Micro Monitorが劣ります

iLoud Micro Monitorの使い方

上記を踏まえた上で、本スピーカーは下記のような使い方におすすめ

・モバイル制作の究極系として固定した制作ブースを持たない生き方をする人
・小さな、サイズ、小さな音でもしっかりモニタースピーカー能力を発揮してくれる
・クラブ系制作は小音製作中のテンション上げツールとしてあり(専用ウーハーが別売りでててくると化けるかも)
・本記事の内容をモニターヘッドフォンで回収できるのであればメインスピーカーとして使える

逆に向いてない使い方は

・普通に音楽を聴く(聴き疲れます)
・クラブ系のメインスピーカーとして

ですね