Cubase 13の新機能や雰囲気を楽曲制作しながらレビュー
Cubase 13の新機能
さっそくCubase 13の新機能や雰囲気を見ていきましょう
Cubase 13は最上位のPro版でもHALion Sonic、Padshop、Retrologue、Groove Agent SEの4種類のみ
サンプラー、シンセサイザー、ドラムサンプラーというラインナップですね
旧Cubaseのほうがソフトシンセバリエーションは多いという…
HALion Sonic 7は上記の画面になりました
この時点ではさほど変わってません
右側の音色リストにあるICONICA、verveはオーケストラ音源とアンビエンス系
verveの1番上にあるピアノ音源はようやくしっかりしたピアノ音源が追加された感
ちょっとシネマティックなので使い所は難しいかも?
弱点としてサンプル音の低音にノイズが大きく乗っていることでしょうか
綺麗とはいえないため気になるかと
ICONICAはオーケストラ音源
ようやくキースイッチ対応音源登場
Kontaktみたいな感じの表示になってますね
キースイッチを押すと音量がかなりばらついており、オートメーションも書き込まないといけません
それっぽいようでまだ作りが荒くサンプル自体を新しくした大型アプデ待ちという印象
それでも今までの音源よりはリアリティが増しました
ユーフォニウムまであったりするのはすごいです💡
FLUXも使ってみました
かなりアクのあるシンセサイザーという感じです
パラメータ自体はシンプルなんですが音が濃いw
音源全般に言えることですがヤマハらしい雰囲気が強く出てきますね
優しい音質、柔らかい表現は別音源が必要かなと
ループライブラリも追加されています
パターンが少ないためこちらもすべて補完するのは厳しいかと
これらを使って楽曲を作る場合、クラブミュージックが作りやすかったです
もともとクラブミュージック制作用だったCubase
そちらに寄りたいのか一時期のバンド系に寄りたいのか…全方向でもなく迷走感が()
音色はひとつひとつ尖っているため馴染ませるためのミックススキルが必要となります
公式サイトみてもわかりづらかったのがこれ
CHANNEL TABというそうです
ストリップチャンネル表示とかでよいのではと…妙に特殊用語つけず一般用語にしてほしいこの頃w
左端にCHANNEL TABを表示させるためには画面右上にある6つのボタンの左から二番目を押下する必要があります
なんとデフォルトではオフ
しかも左端に出てくる機能なのに右端にボタンを配置するという…こういう謎配置が相変わらず目立ちます⬇️
フェーダーの長さを自在調整できないようにしてほしいかもです
それよりはメーター横のdB表示をもっと表示してほしいですね
Logicではマスターチャンネルストリップも並んで表示されたりセンド先チャンネルストリップが表示されますがそういった機能は未実装の様子
ただ、あったほうが良い機能ではあります
ミックスコンソールを下からせりあがりで表示させると左のように無駄にフェーダー部分が縦に伸びた画面が表示されます
右側にあるのはミックスコンソールウィンドウを独立して表示させたもの
これと同じものが出るべきだと思います
売り機能であるキーエディタ(ピアノロール)の左端に各トラックの表示非表示オンオフできるDigital Performer機能を搭載
ただしこちらも下からせりあがり形式では使えず、別途キーエディタウィンドウを表示させる必要があります
表示させるにはキーエディタウィンドウ右上の5つのボタンの左から二番目を押下する必要があります
Cubaseの売り?であるコード提案機能
コード名をアレンジウィンドウにドラッグ&ドロップすることでそのコードを配置できます
が、これまたなかなかな機能
デフォルトで特定の和音構成音を省いて配置してくるんですよね
状況によっては違うコードに響いて聴こえたりとこれを使い倒すために特殊な感覚を習得しないといけない感じ
ベクターっぽく入力できるようになったキーエディタのMIDI情報
左側のなめらかな感じがベクターで入力できるカーブツール、右側の点入力みたいなのはいつもの鉛筆ツールで書き込むタイプ
どちらも利用可能になったのは嬉しいことですね
ベクターで入力した場合、MIDIデータの間引き関連がどうなるのかは不明ですが…
vocalchainという新しいプラグイン
これひとつでボーカルに必要なエフェクトをまとめがけできるというもの
なんというか簡易的な機能の寄せ集め感があり飛び道具かなと思ったら全然違いましたw
多分初心者用かな?
といってもかなりのエフェクト知識ないと触っても?になりそうですが…
vocoderは新規プラグインというか復活プラグイン
良い感じにボコーダーかかります!
ただ、ボコーダー好きじゃないとなんだこれ状態かも?
クラシックボコーダーって感じです
ラウドネスはsuoervisionというプラグインで確認できます
12のときは正確な数値を出すラウドネスプラグインと誤差がありました
今回はネイティブVST3しか読み出せなくなっており確認用のプラグインが立ち上げられなかったため未確認です
まとめ
Cubaseの新機能を実際に使ってみたところ、12より便利になった面は多いです
ただしレイアウトが相変わらずよろしくないためよく把握しないと迷子に()
エフェクト関係は結局クラブ系のが強い印象
整音エフェクトの強化はあまり積極的ではなく、Studio EQのQカーブは相変わらず前と同じです
Windowsならあり
ネイティブはVST2切り捨てとなるとMacなら別DAWかなという印象です
ご参考になれば幸いです