AVID Protools 12 をインストール 詳細レビュー


最近、アポジー製品とも手を組み始めたAVID。
自社MBOXシリーズはどうなっていくのかドキドキ。
さて、Protools12を手にいれ、少しわかってきたことがあるのでいくつか覚書を。
まずアップグレードというか眠らせておいたProtools 10&11ライセンスを登録。
当然、サブスクリプション制なのでPT12ライセンスも取得可能。
必要となるMacのスペックは
Intel® Mac with Mac OS X 10.9.0 – 10.9.5 or 10.10.0 – 10.10.3
Intel® Core i5 processor
4GB RAM (8GB or more required for video playback)
Internet connection for installation
15GB disk space for installation
USB-port for iLok 2 authorization
USB-port, FireWire-port or Thunderbolt-port for CoreAudio-supported audio device
Supports 64-bit AAX plug-ins in Pro Tools
いつものProtoolsと決定的に違うのはOSバージョンがやたら高いのしか対応してない点。
OSが少し安定していない10.10でProtoolsとかちょっと辛いです。( ; ; )
また、iLokももちろん必要です。

Protools12は10のライセンスがセット。
11は12と共存できません。
10&11か10&12か。悩ましいですね。
さて、肝心の新機能ですが
・サブスクリプションでソフトウェアが必要なときのみ支払い
・サブスクリプション支払い中は年中無休の
 カスタマー・ケア・チームからヘルプやアドバイスを受けられる
・クラウドでコラボレーション (今後の機能)
 いわゆる並行作業機能ですね。
・Avidマーケットプレイス(今後の機能)
 セッションファイルの販売からプラグインの販売まで?
・どこでも作業にアクセス(今後の機能)
 保存したコンテンツの検索機能(クラウドのデータも検索対象)
・アセットの管理とトラッキング(今後の機能)
 メタデータの埋め込み強化でプロジェクトの管理強化
ん?
なんか今後の機能ばっかりなような。
そう、Protools12はそこまで大型アップグレードではないんですよね。
実際10.10.3で立ち上げてみたものの、一見Protools11とどこが違うのかと感じます。
サブスクリプション導入が目玉といっても過言ではない。
そしてiLok管理。HDD認証できないため旧Wavesのような体制です。

ユーザーにとって魅力なのかはこれから次第。
頻繁な更新と新機能実装、堅牢なDAWシステム、素早い新OS対応など
価格に見合う内容となれば素晴らしいDAWと評価され、
一向に変化のない状況が続けば廃れてしまうような感じも。
現時点で
PT9、10、11が究極の選択となっている段階での12は11を新OSで
動かしたい人向けなような気がしてなりません。
ちなみにアカウントでは
Pro Tools Upgrade and Support Plan 2015 update
と表示されており、これが実質12ということです。
Mainインストーラーは1.2GB
AIR Effects 12 123.66MB
AIR Instruments 12 1.06GB
Xpand2 12 Installer 1.12GB
Application Manager 2.3.2 178.52MB
Codecs LE 2.5.1 Installer 7.16MB
DX Driver 5.9.0 Installer 1.75MB
DX DriverとかCodecsとかApplication Managerとか謎です。
とりあえずこれのどれかをインストールすることで
MACのFinder上部右に常時モンスターボールみたいなアイコンが常駐します。
調べればわかるんでしょうけれど、とくに問題なく動くので
気にしないことに…。
これらのインストールなんですが、初めてPT買う方要注意です。
基本的にパッケージ版はインストールせずに、
最初にすぐユーザー登録して
最新のPTデータをDL&インストールすることになります…。
やっぱりスタジオや録音メイン以外での使い方としては不憫な点があり、
MACならLogicのが圧倒的に楽に曲作りに入れると思います。

録音云々も必ずしもProtoolsにアドバンテージがあるわけではないので
DAWは自分との相性(フィーリング)で決めましょう。
レコーディングエンジニアになりたい人はまだPTでとりあえずあってます。
ただし今後はかなり不透明です。
なんだかあまり推してないような文書にも見えますが
レコーディング周りに関してはPT HD+HD I/Oならバッチリなんですよね。

HD I/Oに近い、または超えるI/Oでも良いと思います。
がスタジオでは結局安定性と見た目。
違うI/Oでかっこいいでしょにはならないです。
どこのスタジオでも同じシステムというのを求められることは多々。
個人でHDシステムというような時代でもないですしね…。
※それならHDじゃなくて他のDAWやら選択が増えるという意味
そういう意味でスタジオはHDシステムがまだメインなのです。
というわけで今後のProtoolsの進化に注目しつつ、サブスクリプションが
切れる来年に怯えてすごしてみます。(´・_・`)

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