モニタースピーカーコントローラーの必要性を業務レベルで考える

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MACKIE Big Knob Passive モニターコントローラー
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モニタースピーカーコントローラーとは複数のスピーカーを手元で
切り替え及フェーダーやノブで音量調整するための装置です。
有名どころで上記MACKIE Big Knob Passiveですね。
特に最近でたこのMACKIE Big Knob Passiveはシンプルで
電源を必要とせずPassive接続可能です。
とても簡単に言えば数珠つなぎしているようなものです。
オーディオインターフェイス→TRSフォーンケーブル→
MACKIE Big Knob Passive→TRSフォーンケーブル→スピーカー
上記のような接続となります。
TRSとは3芯ケーブルのことを指します。

こちらはTSフォーンケーブル。見分け方は端子先端の黒線が一本か二本かです。
一本だとTSフォーンケーブルです。

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BELDEN 《ベルデン》 #9778 【3m S/S】
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ビッグノブはTSでもTRSでも使えますが混在は避けた方が良いです。
音はTRSの方がノイズに強く音が小さくなります。
TSは長くなるほどノイズが乗りやすくTRSより音が大きいです。
理想はTRSで整えることですがオーディオインターフェイスのアウトプット及び
スピーカーのインプットがTRSまたはキャノン端子であるか確認が必要です。
それでは本題に。
こういったモニタースピーカーコントローラーは複数のスピーカーで
リスニングする時に使います。
ピュアオーディオが流行り始めて随分経ちましたが、基本的に多くのエンジニアは
配線時余分な機材の通化を避ける傾向にあります。
簡単に言えばマイク→オーディオインターフェイス→スピーカー
が最も配線がシンプルで劣化や脚色が少ない状態ということです。
当然このようなモニタースピーカーコントローラーを通せばそこで音質や劣化がありうる
ということです。
ではなぜ入れるのかというと、音楽制作とレコーディングでは少し考え方が異なり、
出力音量そのものの調整を行うことがあります。
例えばブース(録音部屋)とコントロールルーム(DAW設置部屋)が近い場合はハウリングを避けるため
ブースドアを開ける前にモニタースピーカーの音量を下げたいわけです。
またレコーディングでは一概にエンジニアが聞きたがる音量だけで調整することはなく
お客様のご要望に応じて音量調整を行います。
こういったことから手元に物理的なフェーダーやコントローラーがある方が
スピーカーのボリューム調整しにいくより素早く済むわけです。
そこに加え、DAWの出力1-2から出てきた音を手元のスイッチで異なるスピーカーで鳴らすよう
切り替えスイッチを入れたいということも発生します。
最近はこういったことを踏まえて設計されているオーディオインターフェイスもあります。

RMEはこの二つの製品を組み合わせることで上記の内容を物理的な
モニタースピーカーコントローラーを加えることなくオーディオインターフェイスの機能で切り替え可能です。
こういった製品が多く出てきていることも特徴ですが、
RMEを始めとする様々なオーディオインターフェイスがスマートフォンやタブレットから
コントロールできるようになってきており、物理装置の出番は少なくなりつつあります。

さて、ではより具体的に。
例えば稼働させているレコーディングスタジオではHD I/Oを中心に動かしています。
DAWはProtools。
今から話す内容はどのDAWでも出来ることなのですが、DAWの最終アウトプットを1-2とし、
3-4、5-6にそれぞれスピーカーを繋げたとしましょう。
この場合最終アウトプット先をDAW上で切り替えれば繋がっているスピーカーから音が出ます。
スピーカーの音量はDAWのフェーダーで調整することになります。
そのため全ての音声をいったんBUS(1と仮定)でまとめ、そのBUS1を最終アウトプットに送ります。
この最終アウトプットフェーダーの操作=モニターコントローラと一緒という形になるのです。
手でフェーダーに実際に触れたいならフィジカルコントローラーを。

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Avid/Artist Mix【在庫あり】
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AVID Artist Mixはよくスタジオに置いてありますね。
他にも最終アウトプット1-2にバス3-4、バス5-6を作りバスのオンオフ及フェーダー操作で
擬似的にモニタースピーカーコントローラーを再現できます。
いちいちアウトプット先を切り替えフェーダーの調整し直しをしなくて済むのでオススメです。
他にも先ほどの紹介通りタブレットスマートフォンでもDAWによっては可能な場合があります。
この場合遠隔操作できますので大変便利です。
このように時代は進んでいますが最低一台のメインスピーカーには物理フェーダーやノブを挟みたいという
実情もあります。

ところがこのモニタースピーカーコントローラー、曲者で音質劣化を可能な限り防ごうとすればするほど
高価な機材になり、業務用オーディオインターフェイスクラスの金額にもなり得ます。
ここまでして導入してもエンジニアが仕組みを理解していればモニタースピーカーコントローラーを
使用することはない可能性もあるのです。使用しないほうが劣化ないですしね。
物理コントローラーを導入するメリットは
DAWなどソフトウェア制御ではなく
物理フェーダーやノブを下げれば間違いなく音量を落とせる安心感。
もう一つは乗り込みエンジニアさん対応です。
一つはあっても良いかもですが別に音が良くなる装置ではないので
ここにお金を投資するならマイクプリなどに投資したいところです。

そこでおすすめなのは当ブログでもよく出てくるUmbrella Company The Fader Control。
一台分しかフェーダー調整できませんが音質劣化を高価格帯クラスと同様に防ぐ優れもの。
メインスピーカーに対してこれを挟んでおけば乗り込み時も、自分でレコーディングする時も
とっさの対応ができます。
基本的にはとにかく物理的な装置を挟み込まないこと。
少し前にご紹介したGENELEC 8260Aに至ってはデジタル接続できるスピーカーですから
このような装置は使わないですしね。

デジタルスピーカーは古い時代からあったりしますがイマイチ流行りません。
8260Aも金額的に流行るスピーカーではないでしょう。
とはいっても8260Aは成功例。
今後スピーカー業界はどう舵取りするのか楽しみです。

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