Roland TB-3を早速AudioI/Fとして使用してみた感想+システムアップの仕方
Roland TB-3を早速オーディオインターフェイスとして利用してみました。(^^)
環境は
Mac Book Air 2013 バッテリー駆動
TB-3 USBバスパワー駆動
Logic Pro 9 64bit
です。
出力はアウトLRよりミキサーに繋いで。
まずはRolandホームーページから
USBドライバをインストール。
どうやら、TB-3 システム・プログラム(Ver.1.04)も出ているようなのでこちらも。
ドライバインストール完了後をTB-3をMacにUSBで繋ぎます。
これで認識完了。
もしシステムプログラムを適応するようならば、
・[ STEP REC ] ボタンと [ REALTIME REC ] ボタンを押しながら電源オン
・点滅している[ PLAY/STOP ] ボタンを押す。
・ディスプレイに現在のバージョンが数字 3 桁で表示される。
( Ver.1.04 の場合:104 )
・バージョンを確認したら、ボタン操作をせずにそのまま TB-3 の電源を切る
で、自分のはV1.02でした。
なので、
・[ KEYBOARD ] ボタンと [ PTN SELECT ] ボタンを押しながら電源を入れる。
※このときACアダプターを必ず接続すること
・TB-3 とパソコンを USB ケーブルで接続。
・[ KEYBOARD ] ボタンが点滅するのを確認。
・Mac側に「 TB-3 」がドライブとして認識される。
・DLしたファイルを解凍し、「 tb3_sys_v104 」フォルダ内の TB3_UPD.BIN を、
「 TB-3 」ドライブへコピー(ドラッグ&ドロップ)。
※「 tb3_sys_v104 」フォルダごとコピーしない。
※MacではTB3_UPD.BINをダブルクリックするとさらに別ファイルがでてくるがそれは使わない。
というかBINファイルを入れる。cpgzファイルではないので注意
・コピーが完了したら、パソコン上で USB ドライブをゴミ箱に入れるかドライブを選択しコマンド+Eで取り出し。
・USB ケーブルを抜く
・[ XY PLAY ] ボタンが点灯。
・[ XY PLAY ] ボタンを押すと、アップデートが開始。
・アップデートが終了すると、[ KEYBOARD ] ボタンから
[ PLAY/STOP ] ボタンまで 8 つのボタンがすべて点滅。
※アップデート中にエラーが発生した際は、[ TEMPO ] ボタンが点滅。
・電源をオフにする。この段階までは必ずAC電源で!!
・バージョンの確認方法をご覧の上、バージョンが更新されていることを確認。
という形。無事V1.04になってました。(^^)
XY PLAY モード、および ENV MOD モードの時にアフタータッチの
感度が押す位置によって異なる不具合の解消だとか。
ほう…。(゜-゜)
さて、早速Macに再接続。このときバスパワーオンリーで。
Logicを立ち上げてAudio I/Fとして設定。
おー、確かに96kHz以外斜め文字になっていて使えない様子。
まぁ制作だけならいっかという。
まず初期設定ではMIDIの送受信は2chとなっています。
なので
Logicには
TB-3を出力先にしたMIDIチャンネル2chのMIDIトラック
AUDIOトラックをIボタンオンで準備
TB-3のPTNは初期化して演奏内容をなしにする
としてます。
Iボタンについてはただ演奏するだけならどうもローカルオン状態らしく
普通に演奏音が鳴ってしまいます。
逆にローカルオフにする方法が分からず、Logicのソフトシンセを
TB-3のキーボードモードで入力しようとするとTB-3のベース音と
いっしょにソフトシンセの音が鳴ってしまいます。
チャート表見る限りローカルオンオフに対応してるっぽいんだなぁ。
まだ発見できてない。
まさか、コントロールチェンジ122を飛ばすしかないのか!?
機材からオンオフにできてほしいなぁ。
今後要検証。
ローカルオンオフできたら結構簡易MIDI入力としても役立つ気が。
実際TB-3の演奏をMIDIキーボードのようにLogicに入力してみたところ
快適でした。ほんとモバイル用途としてみるならかなりありかな。
なお、送受信2ch仕様は本体設定で変えられます。
ノートナンバーは16-79まで受信、24-60まで送信できる様子。
ベロシティは64or127送信。100以上でアクセント有認識。
ピッチベンドはXY PLAYのXに対応。
CCは
0 Bank Num
32 プログラムチェンジ
1 モジュレーション
11 エクスプレッション(XY PLAYのY)
12 ENV MOD X
13 ENV MOD Y
16 アクセントノブ
17 エフェクトノブ
71 レゾナンス
74 カットオフ(ブライトネス)
71や74は嬉しい仕様。
これがNRPNとかだったら「ネタ」だよね。(^_^;)
SCATTERがどうも何もMIDI情報送信されないみたいで残念。
しかもLogicに入力した演奏内容をMIDIでTB-3に飛ばした場合
SCATTERがかからない!?
※TB-3内部に記録した演奏内容のみっぽい…。
MIDI情報をリアルタイムでぐりぐり飛ばせるので
変化をどんどんLogicに入力できるのだけど、
音色初期値をLogicの頭に埋め込んでおかないと
エクスプレッション0になってたりすると音出なかったりします。
結構演奏集中してると忘れがちな罠。
こういうときに現在の設定値をSYSEXで飛ばす機能が欲しくなる…。(>_<)
TB-3、エクスクルーシブは残念ながら非対応なんだな。
リアルタイム系CCに対応してるから同期も簡単。
Logicのプロジェクト設定の同期メニューのMIDIタブから
MIDIクロックを送信 送信先1または2にTB-3を設定するだけ。
そして、自分は普通にフレーズ演奏のときは
TB-3のPtnのどれかを初期化した状態で無音にしてTB-3を
MIDIキーボードのように利用して入力してる。
TB-3のランダムフレーズ生成機能を使ってできたフレーズMIDI情報を
LogicにMIDIデータとして飛ばすこともできるのでアルペジエーターにもなります。
こりゃ便利。
相変わらずTR-8と同じで
VOLUMEノブ=DAW入出力+TB-3ベース音となっているため戸惑う。(笑)
LogicにMIDI入力してそれをTB-3に送り、
TB-3入出力設定したオーディオトラックに
録音するときはVOLUMEノブでゲイン合わせすることに。
なんかアナログ手法で不思議。
使ってると大体ソフトシンセ感覚。
音割れには注意。
気づいたら割れてるかも。
演奏スタイルによってはダイナミクスがめちゃつくし音色が歪み系だと
ゲインに注意しつつという流れに。
TB-3オーディオインターフェイス時、DAWの音量とTB-3音色の音量の
調整できる物理的ノブが欲しいような?
慣れかもしれませんが…。
ここまでくるとソフトシンセでいいじゃないかという気もしますが、
オーディオインターフェイスとして考えると外部入力端子はないものの、
モバイル用途としては、本体も軽く、コンパクトでバスパワーで動き、
なかなか優秀。TR-8は気軽に持ち運ぶとまで言えませんが、
TB-3ならできることってありそう。
当初はAudio I/Fとして使う想定なんてしてなかったので
価格との釣り合いどうだろうと思ったもんですが。
総じて価格価値以上を感じました♪
そしてやっぱ実機触りながらだとカッコいいベースパターン作れますね。
ソフトシンセのみでもできなくない内容だとしても、同じように作り上げるのに
時間が大分かかると思うのです。
以上TB-3レビューでした。
といわけでますますクラブサウンドも強化されました。
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