SAMPLETANK 2 XL 2.5.4 が OSX10.8で起動しなくなるバグ対処方法

IK のサンブルタンクというソフトウェアを使うとOSX10.8 Logic Pro9起動中に
32bitブリッジがクラッシュし、SAMPLETANKが開けないトラブルの対処方法です。

/症状/
1・起動はするが、Instruments not Found というエラーメッセージがでる
2・SAMPLETANKを起動しようとするとエラーメッセージに製造元に問い合わせてください
  と表記され、使えない ※起動できずプラグインから外れることもある
3・スタンドアローンで起動しようとしても起動できない
4・32bitプラグイン全般がロードできなくなる※64bitで起動中、32bitのソフトシンセが
  表示されなくなりエラーメッセージに32bitプラグインすべてが利用できないという旨
5・Logic自体がフリーズする
6・サンプルタンクがクラッシュしているが、プラグインのロード中、別のプラグインで
   ロードが停止してしまう。※32ビットプリッジを強制終了すると64ビットプラグインは読み込む
/解決方法/
ライブラリ→Application Support→IK Multimedia→sampletank 2.x→ST2Pref.txt

ST2pref_old.txt
など、適当な名前にリネーム
Sampletankをスタンドアローン起動
ライブラリの場所を求められるので、「適切」な場所を選択する
※手に入れたサンプルタンクのサンプルファイルを一カ所のフォルダに
まとめ、そこを参照させればOK。別ドライブに入れても問題なし。
すると
ST2pref.txt
がさきほどの場所に自動生成される。
問題なければ、これで起動、正常動作可能に。
問題がある場合は、再びST2pref.txtをST2pref_old2.txt等としておき、
サンプル音色の数を減らして実験的なフォルダを
作ってそこを参照させてみると良いかも。
※元の環境に戻したい場合は新しくできたST2pref.txtを適当な名前にリネームして
_old.txtのほうの_old文字を削除してやればよい。
※本内容の実行は自己責任でお願いします
/考察/
恐らく今回のバグはライブラリの参照がうまくいかなくなってしまったことによるもの。
クラッシュで起動できない状態に陥っていたST2pref.txtの中のライブラリ参照先記述が
HDドライブそのものを参照しようとしていたので、膨大な量の検索に耐えきれず
落ちてしまうのではないかと。
なぜ、参照先を変えていないのに勝手に参照先が変更されてしまっているのかは不明。
取り急ぎ、この方法で直る。ソフトの再インストールの必要はなかった。
/雑談/
なんだかんだでsampletankって今でも地味に使うんです。
数音色くらいだったりするんですが、仕事でOKでている音色で、
別のところを修正中にこのトラブルはタマッタもんじゃありません。(汗
OKが出ている音色を変えたらリテイク必死ですもん…。
いやはや、恐らく参照系トラブルだろうと思いましたが、
サンプルの参照先を記述しているファイルを探すのに苦労しました。
そして、いつも忙しいときに限ってこんなトラブルです。
トラブルになりそうな兆候として、サンプルタンクの起動に時間がかかるように
なったときかと思います。
Sampletankが起動できるようになっただけで、32ビットブリッジが正常に動き、
その他の32bitプラグインもロードできるようになりました。
たった一個のソフトシンセがその他に多大な影響を与えるとは…。
恐るべしです!!
以上、備忘録でした。

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