AVID HD OMNI を使ってみて スタジオ使用レビュー


AVID HD OMNIをHD I/Oの代替品として使ってみた感想を。

まず今回のブログ内容はHD I/Oとの比較であることをお忘れなく。(^_^;
HD OMNI はフロントパネルから様々なバラメータアクセスができ、数値視認もできる
液晶画面もできるためHD OMNIで楽曲制作+ギターやボーカル宅録には向いているように
感じました。
Pro Tools | HDとタイトに統合され、ルーティング、ミキシング、モニタリングが
フルコントロールされるというのが売り。
が!?
例えばCRというアウト(スピーカーに繋げるのがベター)のMuteボタンが
本体にあるわけだけど、これのオンオフがどうみてもToolsアプリケーションで
同期制御されているように見えない…。
スタジオで遠くにHD OMNI設置してたら、結局本体を見ないと
どうなっているかわからないところがあるという…。
これはかなり不自由。
[MICROPHONE 1] と [MICROPHONE 2] は、
フロントパネルでインプット ・タイプを[MIC]に設定
フロントチャンネル1 または2へマイクを接続した場合、
これに対応するバックパネルのインプットは 「バイパス」される。
まぁ、そういう機種も中にはありますよね。
スタジオとしてはケーブルは差しっぱなしなので扱いづらいですが、
個人で使う場合にはうまく使えば背面さしっぱなし+全面マイクさしたら
自動優先のため工夫したら面白いシステムが組めそう。
HD OMNIは、8チャンネルのアナログオーディオアウトプット用
DB-25 コネクタを備えています。

アナログインプット1-4(1-2はマイクプリと共通)
ADAT IN/OUTX2にマイクプリX2、S/PDIF IN/OUTに
AES/EBU INに AES/EBU OUT
という仕様。
この仕様、最初はすごいような気がしますが冷静に使い方を考えてみると…。
実に絶妙。DB-25コネクタ使うならINもそうしてほしかったり、
インとアウトの数が統一されていないところ。
まぁ、ここまでは色々つけてくれたのでありがたいと考えるべきですが。
Protoolsのハードウェア設定画面を見るとですね…。
Input 1-8
Output 1-8
インアウトそれぞれ8カ所に対してこの機種の豊富なインアウト端子を選ぶ
形なんですよ!!
ついている全部のインアウト端子が使えない!
コンセプト上わかるのですが、これだけ豊富な入出力端子を備えるなら
インアウト全部使えるようにしてもらいたかった。(ー_ー;)
いや、せめて16インアウトでもいいんですよ…。
さすがに8INOUTはスタジオでは入出力が少なくて使えない。
例えばですよ?
ブース内CUEに ステレオカラオケ、リターン、リバーブ、クリック、ガイドメロ、トークバック返し
使ったら7ch使用ですよ!?
これにメインスピーカーで9chでオーバー。
スモールスピーカーとかに送る余裕はまったくありません。
HD OMNI導入の際は、
見た目通りの機種ではないので、
自分のシステムをよく調べて
ちゃんと結線できるか、ちゃんと音を入力出力できるか
確かめてから購入するのが吉です。
もう一ひねりして入出力端子をすべて使えるHD OMNI2が出たら
結構良さそうなんですが…。(>_<)
音自体はHD I/Oとかけ離れるようなものではなかったので安心感ありました。
今回はHD I/O修理中ということでHD OMNIが届き使用している訳ですが、
HD I/O AVID年間保守(¥1,000,000〜)に入っていない限り
修理が長引く可能性と代替品が存在しないことを念頭に
おなじI/Oを二個入れておくか HDシステムが稼働できる
APOGEE ( アポジー ) Symphony I/Oなどを一台予備で
入れておかないと仕事になりません。(ー_ー;)

AVID、HD関連ハードシステムあたりだけは別途有償でも代替品
準備してくれないかなぁ。
常に最新のI/Oに交換し続けるとか出ない限り
16ch同時録音程度の規模であの年間保守料金はさすがにぶっ飛んでる…。
というわけでスタジオに配置してみたHD OMNIレビューでした!

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