マイクプリ Solid State Logic Alpha VHD Pre 使用感想♪


厳選してプリアンプを導入しようとあれこれ考え、
「ベタなサウンドで有名な」

という基準をひとつ組み込み、
Solid State Logic ソリッド・ステート・ロジック(SSL)
Alpha VHD Pre
を導入してみました♪
一時期、

SSL Nucleus を導入してみようかと迷ってましたが、
Artist Controlのほうが圧倒的に精度が高いというお話を楽器店で聞き、
実際に実機を触ってみた結果、導入を見送ったことがあります。

SSLはやはり有名なメーカーであり、そのサウンドも有名であることから
どうしても「スタジオ」という名目には欠かせないのです。
個人的には、全然違うものを導入したかったんですけれどね…。^^;
さて、それではAlpha VHD Preのレビューを。
アナログレコーディングコンソール “Duality” に搭載されている
VHD回路を組み込んだAlpha VHD Preは、
4系統のSSLマイクプリアンプ。
マイクプリアンプは、それぞれに独立したVHD回路を搭載。
ハーモニックディストーション(倍音歪み)を付加できます。
VHD回路は、入力ゲインを上げていくとハーモニックディストーションを
生み出し、2次から3次までの倍音を連続可変でき、
とても暖かい真空管のような2次倍音歪みから、
エッジの効いたトランジスター的な3次倍音歪みまで表現できます。
まず、VHDのつまみを反時計回りに回しきった状態で録音テスト。
癖はなくクリアな印象です。脚色が少ないため、色づけのない
音で録るのに最適そうな印象です。
アナログならではの暖かいサウンドはVHD機能を使わなくても
感じられます。
次にVHDのつまみを大げさに時計回りに回しきった状態でテスト。
奇麗な歪み方が特徴で、サウンドは丸みを帯びます。
シンセでいうならリード系がPAD系になったような印象です。
それとともに、同ゲインで比較した場合、録音音量が下がります。
ペタっとしたサウンドですが、ウォーム感はかなりあります。
どれほど付加するか、ソースによって変える楽しみがありますね。
VHD機能を使わない状態での安定したサウンドと
VHD機能を使ったウォーミーサウンド。

この二つを4CHで持てるメリットはサウンドバリエーションとして
計り知れないものがあります。
まさに、狙った通り、ベタな選択肢でした(^^)
これ一台あるだけで妙な安心感がありますね…。
迷ったら安定選択肢の「VHD PRE」という一台です♪
その他気づいた点として、
本体の見た目は、シルバーで渋い印象です。
水色に光る電源ボタンはアクセントとしてなかなか。
通電中、電源オンオフボタンが、点灯するので、オンオフどっちなのが
紛らわしい感じはありますが、その他のボタンが点灯するかどうかで
見分けはなんとか付きます。その他のボタンも淡めの色で奇麗です♪
AD2022との比較も少ししましたが、聞き比べてみると、
AVALON製品は空気感と気品を付加した美しいハイが特徴だということを
痛感します。
常用できるのかというと、そうでもなく、合うソースと合わないソースが
はっきり出てきそうでした。

現在、各マイク+各マイクプリの組み合わせなど様々な実験を開始しています。
まとまり次第ブログに載せていこうと思っていますのでお楽しみに♪
特徴
・75dBのゲインを持つウルトラクリーンなSSLのプリアンプ
・48Vファンタム電源
・-20dB PADスイッチ(オーバーロード表示付き)
・Hi-Zスイッチによりマイク、ライン及び楽器といったソースに合わせたインピーダンス切替
・4系統の独立VHD回路
・フロントパネルに楽器入力用のフォーンジャック装備
 (パッシブDIタイプのインピーダンス検出とレベルマッチ)
・各チャンネルそれぞれに独立した入力、出力及びVHDコントロール
・マイク/ライン入力XLR、ライン出力XLRコネクターをリアパネルに装備

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マイクプリ Solid State Logic Alpha VHD Pre 使用感想♪” に対して1件のコメントがあります。

  1. 小栗栖豊和 より:

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    PASS: ec6a6536ca304edf844d1d248a4f08dc
    ですよね

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