Studio One(Fender Studio Pro)の分解能やMIDI精度について改めて考えてみた
Studio One(Fender Studio Pro)の分解能やMIDI精度について改めて考えてみました
下記Studio One 7の画面をご覧ください
この画面に配置されているノートF#3とG#3はどちらもStudio One内部では00001.01.01.03となっています
つまり簡易イベントリスト上では全く同じタイミングで発音しているということです
簡易イベントリストでは16分音符以下の値xxxxx.xx.xx.??の??の部分が他のDAWの960bpqnのように239まで可変しません
そのため簡易イベントリストで見る限り99が上限値となっています
つまり16分音符=100
分解能は四分音符で記載することが多いのでその場合4*100=400
Studio Oneの簡易イベントリスト上では分解能400ということです
※一般的なDAWは分解能960
Studio Oneのみでの制作であればこのイベントリストの仕様を無視できるかもしれませんがMIDIデータを書き出す場合分解能が荒い状態で意図しない位置にイベントが書き出されてしまうのです
仕組み
ピアノロール上で簡易イベントリストでは表示できない場所にノート配置できるのは64bitの浮動小数点技術によるものとされているようです
無限ではありませんが限りなく細かいということです
疑問
超分解能を実際にハードウェアに送信できるのかは謎です
ハードウェア側(MIDIインターフェイス)がどれくらいの分解能で動作するのか
ソフトシンセの場合はそのソフトシンセがどれくらいの分解能で動作するのか
余談ですがDAWとして明確に2兆もの分解能を持つDigital Performerはイベントリストにもその数値を表示編集させることが可能です
MIDI精度は高くない
Studio Oneの分解能は上記のとおり細かいのですがコントロールチェンジやピッチベンドについては別です
最近のアップデートで100%から127表記へとCCが変化したためようやく他のDAWと同等の編集ができるようになりました
ですがVer7でもピッチベンドはMIDI1.0規格である16384の調整ができません
他のDAWでは対応してきているMIDI2.0にも未対応
MIDIを操るDAWとしては結果的に信頼性のないものとなっています
また、ハイレゾベロシティのようなCCとベロシティ連動させないと行けないデータのエディットには全く向いていません
繊細なことができる分解能なはずなのにイベントリストの分解能が低すぎてできないというオチです
まとめ
Studio Oneは基本的にオーディオ中心が良いです
そもそも人気になった理由もオーディオ側
MIDIイベントリストが存在しないため繊細なエディットができません
高度なMIDI制作はDigital Perfomer
そうでなければ分解能960の一般的なDAW(Nuendo、Logic、ProToolsなど)を選択する形となるのです
なお、CubaseやLogicは過去960を超える分解能に対応していました
どちらも再び対応する可能性はありそうですが大元の設計会社時代のことでありAppleやYAMAHA傘下のスタインバーグではない頃のお話
今の所分解能を上げてくる気配はないのです
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